オリーブの木の育て方って?
この記事はこのような方にオススメ
- オリーブの木の育て方を知りたい
- 用土や植え替え方法を知りたい
- 管理方法を知りたい
最後まで読んでね~
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オリーブの木って?
季節を問わず年中、緑色の葉っぱでぬくぬく育つ常緑樹として、
観葉植物の中でも人気のオリーブの木。
果実は油分を多く含み、食用油のオリーブ・オイルの原料となり、
古代から油糧作物として栽培されてきました。
日本では、江戸時代に輸入され、
近年は観葉植物としても普及しています。
オリーブの木の基本情報
オリーブの木はモクセイ科オリーブ属です。
分類 |
被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
キク類 | asterids | |
目 | シソ目 | asterids |
科 | モクセイ科 | Oleaceae |
属 | オリーブ属 | Olea |
オリーブの木の学名はオリーブ・ユーロピアと呼び、
四季を通じて綺麗な葉っぱを保ち、生長が早く、
寒さ・暑さ、乾燥にも強い植物です。
海風の強い環境でも育つため、
初心者の方でも育てやすいのが特徴です。
オリーブの木の生息地と気候
オリーブの木は、
スペインやイタリアなど地中海沿岸の温帯気候に生息しています。
地中海性気候とも呼ばれ、
夏は日差しが強く乾燥し、冬は偏西風が強く吹く環境です。
そのため、
オリーブの木は乾燥に強く、海風の吹く環境でも問題なく育てられるのです。
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オリーブの木の育て方
オリーブの木は、年間を通して鮮やかなグリーンの葉っぱを生やします。
寒暖差のある環境でも逞しく育つため、
日本国内で栽培する場合も多くの手間はかかりません。
オリーブの木の栽培ポイント
オリーブの木は日当たりが良環境を好み、
真夏の直射日光が当たっても平気です。
鉢植え、地植えどちらも問題なく育ちますが、
バルコニーがある環境であれば地植えがおすすめです。
オリーブの実
その名の通り、オリーブ・オイルの原料となる豆を実らせます。
5〜6月ごろに白い花を咲かせ、
そこから緑の実がなります。
熟してくると実は赤紫色になり、緑色の葉っぱとコントラストがとても美しい印象を与えてくれます。
オリーブの実がなる条件
花は咲くのに実がならない場合があります。
オリーブの木は自家結実性と呼ばれる、一本の木のみで実ができる、オリーブ・ルッカやピクアールなどの種がいます。
実を収穫したい場合は自家結実性の品種から選ぶ必要があります。
ただ、自家結実性でなくても必ずしも実がならないわけではありません。
異なる品種2本を近くで育てることで、実を作ってくれることがあるのです。
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オリーブの木の水やり
オリーブの木は適度な水やりの頻度を好みますが
たまに忘れてしまっても問題ありません。
オリーブの木の肥料
春から秋に暖効性肥料を2、3ヶ月に一回あげると、
元気に育ってくれます。
ただ、生長は植物の健康状態や栽培環境に左右されるため、
一度にたくさんあげるのではなく、
水やりの時にちょっとあげてみて様子を見てください。
オリーブの木の植え替え方法
オリーブの木の植え替えは1年から2年に1回が理想的。
鉢のサイズに対して窮屈そうになったら植え替えをしてあげます。
時期はオリーブの木の生育期にあたる5月〜7月頃が良いです。
オリーブの木の植え替え手順
・新しい鉢に鉢底ネットを敷き、軽石を入れる
・軽石の上に新しい用土を1/3ほど入れる
・オリーブの木を鉢から出す
・オリーブの木の根をほぐし、土を落とす
・新しい鉢にオリーブの木をまっすぐ入れる
・用土を入れ、隙間をなくす
・お水をあげる
オリーブの木の植え替えのポイント
新しい鉢は2回りくらい大きい鉢を選ぶと、根が広がる余裕ができます。
植え替えの頃合いとしては根詰まりが起きている状態かを見極めるのが大事です。
お水をあげても用土への吸いこみが遅かったり、
鉢の底から根っこが出ていると根詰まりしている可能性が高いです。
また、スコップやハサミ、軍手など植え替えに必要なものは
事前に揃えておくとスムーズに進められます。
オリーブの木の害虫
植物を育てている以上は切っても切り離せないのが、
葉っぱや幹を食べて生長を阻害してしまう虫です。
オリーブの木は害虫には強い方ですが、
それでも気をつける必要があります。
オリーブアナアキゾウムシ
オリーブ最大の敵と呼ばれるゾウムシです。
枯れるまでひたすら食べ酢漬け、本州、四国、九州に広く分布しているため、
見つけたらすぐに駆除しましょう。
ハマキムシ
春から秋にかけて、オリーブの柔らかい葉っぱを狙って食べます。
果実も食べてしまうことがあるので、
見つけたらすぐに駆除してください。
オリーブの木は室内と屋外どっちで育てるのが良い?
室内、屋外、どちらで育てるのが良いか悩みますよね。
オリーブの木は鉢植え、地植え、どちらも向いています。
ただ、日光を好むため、鉢植えで室内栽培をする場合は、
なるべく日のあたる環境にする必要があります。
庭があるなら庭木として栽培する
冬の寒さも-5度くらいまでは耐えられるので、
関東以南であれば庭木として地植えするのがオススメです。
地中海原産の植物なだけあって、
一本植えるだけで存在感は抜群。
庭のシンボルツリーになってくれます。
鉢植えで栽培する
庭のある一軒家は都心部だと難しかったりしますよね。
鉢植えでも問題なく育つので、
庭などがない場合はベランダやリビングなどで育てましょう。
大きくなると3、4mくらいになるので、
天井を突き破らないように気をつけてください。
オリーブの木が大きくなったらやりたいこと
生長が比較的早いため、
オリーブの木は気づくと大きくなっています。
しっかりと管理してあげることで、気持ちよくぬくぬく育ってくれます。
植え替え
鉢のサイズに対して、窮屈になってきたら、
植え替えは必ずしてあげてください。
一人でやるのが難しければ、家族に手伝ってもらったり、
何か道具を使ったり、工夫しましょう。
剪定
幹の生長はあまり早くはないですが、
生長期の葉っぱはどんどん大きくなり、気づいたらわさわさしてきます。
不要な枝や葉っぱは適度に剪定してあげると良いでしょう。
オリーブの木の栽培は楽しい
紀元前から栽培されてきた、観葉植物オリーブの木は初めて育てる方にもオススメできる植物です。
気難しい性質ではないため、大きくなっていったり、鮮やかな豆が実ったりと、
季節を通して楽しめると思います。
気になる方は栽培にぜひ挑戦してみてください。
生活に緑が加わると、きっと毎日が幸せに過ごせますよ。
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