このページではオススメの床材と選び方を紹介していきます。
①床材の役割
床材といっても実は様々な種類があります。
底砂、ソイルなど、、
アクアテラリウムやテラリウムに合った床材を選ぶことで、水の水質が安定したり、水を綺麗にしてくれます。
水槽の見た目・雰囲気が出る
床材の色や雰囲気が変わるだけで、別物の水槽のような印象を受けるくらい、実は結構重要です。
和の雰囲気を出したい、落ち着いた雰囲気を出したい、流木や水草が映えるようにしたい、など、テーマに沿った床材を選んでください。
水草が根を生やす
陸上の植物では馴染みがあると思いますが、水草も同じように根を張ります。
水草のあるアクアテラリウムやテラリウムなどを作る場合は床材は必須になります。
水を綺麗にするバクテリアの住処になる
アクアテラリウムやテラリウムの水を綺麗にしてくれるのがバクテリアです。
バクテリアは目には見えないですが、床材にバクテリアがしっかりつくと、水が綺麗に保たれやすくなります。
バクテリアは非常に小さく目には見えないですが、床材の隙間で頑張って水を綺麗にしてくれてます。
②床材の種類
水槽の水質を保つためにも重要な床材にはどんなものがあるのかご存知でしょうか?
どの床材も完璧なものはなく、メリットとデメリットがあります。
定番の床材を紹介していきます。
大磯砂
アクアテラリウムはもちろんのこと、熱帯魚、金魚、メダカなど生体の飼育など、非常に幅広く使われている床材です。
「半永久的」に使用できるので、コスパも非常によく、バクテリアが好む床材でもあります。
デメリットとしては弱アルカリ性に傾けやすく、総高度(GH)を上昇させやすいため、酸性で軟水を好む水草や生体には適さないので、
事前に育てる水草、生体が好む水質をチェックしておくと良いです。
砂
様々な種類があるのが「砂」です。
水槽用の砂はイエロー系からグレー、ブラックなど様々なカラーがあるため、作りたいイメージに沿った色を選ぶことができます。
特にイエロー系は水草など植物のグリーンとの相性が良く、アクアテラリウムやテラリウムで使用されることが多いです。
一粒一粒が細かいため、フィルターの目詰まりになることもあるので気をつけましょう。
ソイル
床材の中でも栄養素が豊富な「ソイル」です。
砂を焼いて固めたものを小さな粒状に加工したものになります。
ソイルは様々な種類があり、水草の肥料が添加されているソイル、水の中の汚れを吸着できるもの、水質を弱酸性などにするものなどがあります。
カラーはブラック系が多いので、落ち着いた雰囲気を演出したいときにもオススメです。
ただし、肥料が添加されているソイルは底面フィルターとの相性が悪く、苔を発生させる原因になる場合があります。
また、「大磯砂」と異なり使用期限があるため、定期的な交換(数ヶ月〜数年)が必要になります。
③床材はどれくらい必要?
使用する水槽や、床材にどれくらいの厚みを持たせたいのかによって必要な量は大きく変わっていきます。
表:水槽サイズ 厚さ1cmに必要な量
水槽の規格サイズに合わせて必要な床材の量を表にしました。
あくまで目安として参考にしてください。
水槽サイズ | サイズ | 厚さ1cmにつき必要な量(ℓ) |
厚さ3cmにつき必要な量(ℓ)
|
25cm水槽 | W25×D25×H25 | 0.8 | 2.4 |
45cm水槽 | W45×D24×H30 | 1.3 | 3.9 |
60cm水槽 | W60×D30×H36 | 1.8 | 5.4 |
90cm水槽 | W90×D45×H45 | 4.0 | 12.0 |
120cm水槽 | W120×D45×H45 | 5.4 | 16.2 |
アクアテラリウムに使用する底材の量は?
通常のレイアウト水槽であれば均一の厚みを持たせれば良いので、上記の表を参考にしてもらえれば問題ありません。
アクアテラリウム水槽の場合は手前を低めに、奥を厚めにし立体感を持たせたいこともあるかと思います。
購入した後にやっぱちょっと足りなかったな、とはなりたくないですよね。
そこで、手前を1cm、奥を8cmと仮定した使用の目安量も表にしてみました。
表:水槽サイズ アクアテラリウムに必要な量 手前1cm、奥8cm
粒の大きさによって多少の誤差はあるので、こちらも目安として参考にしてください。
水槽サイズ | サイズ | 必要な量(ℓ) |
25cm水槽 | W25×D25×H25 | 3.4 |
45cm水槽 | W45×D24×H30 | 8.0 |
60cm水槽 | W60×D30×H36 | 12.0 |
90cm水槽 | W90×D45×H45 | 27.0 |
120cm水槽 | W120×D45×H45 | 36.0 |
底全体に敷き詰めるとかなりの量になりますよね。
アクアテラリウムを作る際はうまく設計して、極力水槽が重くならないようにしたいですね。
④オススメの床材
それではオススメの床材を紹介していきます。
大磯砂
迷った時は大磯砂であれば間違い無いです。
砂・イエロー
色味が綺麗な砂です。優しい雰囲気を出したい時にぴったりです。
砂・ホワイト
真っ白な砂です。色味の強い水草などと相性が良いです。
砂・複数カラー
大磯砂と同様に半永久的に使用できる砂です。
ソイル・ブラック・生きたバクテリア入り
水が多めのアクアテラリウムにオススメです。
ソイル・ブラウン・肥料入り
アクアテラリウムとして水草をメインに育てる際にオススメです。
ソイル・ホワイト&イエロー・肥料入り
◆ゼオライト 1000g 【3袋セット】
植物をメインに育てるテラリウムなどにオススメです。
ぜひ底材を購入の際は参考にしていただけると幸いです。