ネペンテス(ウツボカズラ)の生息域を4段階に分けると、
ローランド種とハイランド種の中間くらいに生息している種が多数存在します。
ネぺ吉のブログでは「ミドルランド種」として紹介します。
「ハイランドほど設備は必要ではないけど、 ローランド種より気を使う必要がある」
という認識で読んでいただけると幸いです。
ネペンテス・アッテンボロギの基本情報
ネペンテス(ウツボカズラ)の中でも特に変わった形のアッテンボロギ。
捕食袋は巨大なベルのような形になり、ネズミを捕食した食虫植物として一時期話題にもなりました。
そんなネペンテス・アッテンボロギの育て方やオススメの栽培方法などをご紹介していきます。
オススメ度 | ★★★ |
栽培しやすさ | ★★★ |
入手しやすさ | ★★★ |
価格の手頃さ | ★★★ |
見た目の良さ | ★★★★ |
※見た目は完全な主観です
分類
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ナデシコ目 | Caryophyllales |
科 | ウツボカズラ科 | Nepenthesceae |
属 | ウツボカズラ属 | Nepenthes |
種 | ネペンテス・アッテンボロギ | Nepenthes.attenboroughii |
名前の由来
食虫植物の愛好家として有名なデイビット・アッテンボロにちなんで名づけられました。
2009年に発見されたニュースを今も覚えている方は多いのではないでしょうか。
捕虫袋の大きさ
ネペンテス(ウツボカズラ)の中でも最大級の捕食袋を付ける種で、 高さは30㎝、幅は16㎝ほどになります。
捕食袋の特徴
ベル状の捕食袋は他のネペンテス(ウツボカズラ)にはほとんど見られない特徴です。
色味は口の部分はグリーンに縦の赤ラインが入り、袋は赤味がかったものを付けます。
何よりも体積が1.5リットル以上にもなる巨大な捕食袋は、実際に見ると想像以上のインパクトがあるのではないでしょうか。
ネペンテス・アッテンボロギの生息域
参考程度ですが、ビクトリア山の標高から、適切な気温を算出しています。
最低 | 最高 | |
標高 | 1450m | 1726m |
日中の気温 | 23℃ | 27℃ |
夜間の気温 | 13℃ | 17℃ |
日本の真夏の炎天下での生育は難しく、 冬は保温環境が必要になります。
生息場所
フィリピンのパラワン中部にある、ビクトリア山の頂上で発見されました。
ビクトリア山は岩が多く、他のネペンテス(ウツボカズラ)とは土壌環境が異なります。
ネペンテス・アッテンボロギの価格
ネペンテスの中では流通数が少なく、
比較的高価な種です。
ネペンテス・アッテンボロギの相場
小さい株であれば、
だいたい10000円から30000円で販売されています。
ネペンテス・アッテンボロギが購入できるお店
食虫植物専門店で販売されていることがあります。
流通数が少ないので、見つけられたらかなり幸運だと思います。
ネペンテス・アッテンボロギを育ててみよう
アッテンボロギの巨大な捕食袋に恐怖感を抱く方も少なくないかもしれませんが、
やはり大きな捕食袋を付けるのは魅力的ですよね。
ぜひこの機会にアッテンボロギの栽培に挑戦してみてはどうでしょうか
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