ハイランド種の中でもマニアに非常に人気の高い、
ネペンテス・ビローサを紹介していきます。
ネペンテス・ビローサってどんな食虫植物?
ハイランド種の中では流通数が非常に少ないのがビローサです。
分類から生息場所などビローサの特徴を紹介します。
オススメ度 | ★★★★★ |
栽培しやすさ | ★ |
入手しやすさ | ★ |
価格の手頃さ | ★ |
見た目の良さ | ★★★★★ |
※見た目の良さは完全に主観です
分類
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ナデシコ目 | Caryophyllales |
科 | ウツボカズラ科 | Nepenthesceae |
属 | ネペンテス属 | Nepenthes |
種 | ネペンテス・ビローサ | Nepenthes.villosa |
名前の由来
1852年に発見され、1858年にキナバル山で採集されました。
ラテン語で「毛深い」を意味する「villosa」として名付けられ、
この種の硬膜を指しています。
捕虫袋の大きさ
成長すると最大10cmほどのサイズになりますが、
日本国内ではそこまでのサイズまで生長できた栽培家はほとんどいないと言われています。
ハイランド種の牙系ネペンテス(ウツボカズラ)の中でも栽培難易度が高いです。
捕虫袋の特徴
捕虫袋は口の部分が牙のようにギザギザしていて、 エドワードシアナよりも丸くぼってりしています。
天然交配種のハリアナと見分けが非常に難しく、
また、近類のエドワードシアナ、マクロフィア含めた分類群をめぐって長い間混乱がありました。
生態系の特徴が異なる点から今は明確に分類されています。
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ネペンテス・ビローサの生息域
参考程度ですが、ビローサの生息域の環境です。
最低 | 最高 | |
標高 | 1600m | 3240m |
日中の気温 | 16℃ | 26℃ |
夜間の気温 | 6℃ | 16℃ |
ハイランド系ネペンテス(ウツボカズラ)の中では特に育てるのが難しく、
自生地では3200mを超える標高で見つかることもしばしば。
年間を通して、夜間に温度を下げることが栽培のコツと言われています。
生息場所
キナバル山とタンブユコン山に生息している固有種です。
ネペンテス・ビローサの価格
ネペンテス(ウツボカズラ)の中では最も高額な種の一つです。
マニアでもごくわずかしか栽培していません。
ネペンテス・ビローサの相場
捕食袋が付いているか、原産やカラーによって価格は異なりますが、
3号以上のサイズは少なくとも25万円くらいはします。
ネペンテス・ビローサが購入できるお店
食虫植物専門店、もしくはYahooオークションが手に入れやすいです。
流通数がかなり少ないので、価格帯も含めて入手は困難です。
ネペンテス・ビローサを育ててみよう
いつかは育ててみたいビローサ。
価格帯は非常に高価ですが、鑑賞性の高さはネペンテス(ウツボカズラ)の中でも一、二を争います。
購入機会があれば栽培に挑戦してみてください。
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