食虫植物の中でも特に人気のハエトリグサ(ハエトリソウ)。
今では数多くの種が人工交配などにより作られていますが、実は元々は1属1種の食虫植物でした。
人気になった要因はこのハエトリグサ(ハエトリソウ)ならではの見た目と植物とは思えない動きが挙げられるのではないでしょうか。
そんなハエトリグサ(ハエトリソウ)の原種である、ディオネア・マスシプラ オールドタイプの育て方やオススメの栽培方法などをご紹介していきます。
ディオネア・マスシプラ オールドタイプの基本情報
オススメ度 | ★★★★ |
栽培しやすさ | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
価格の手頃さ | ★★★★★ |
見た目の良さ | ★★★ |
※見た目は完全な主観です
分類
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ウツボカズラ目 | Nepenthales |
科 | モウセンゴケ科 | Nepenthesceae |
属 | ハエトリグサ属 | Dionaea |
種 | ディオネア・マスシプラ オールドタイプ | Dionaea muscipula oldtype |
ハエトリグサ(ハエトリソウ)とは元来、このマシスプラ オールドタイプのことを指します。
生息場所
アメリカ合衆国南東部のノースカロライナ州、サウスカロライナ州などの東海岸の湿地に生息しています。
日本のように四季があり、環境が非常に近いと言われています。
捕虫葉の特徴
綺麗な黄緑色の葉の先に捕虫葉と呼ばれる捕食器官があります。
捕虫葉が育ってくると内側に綺麗な赤みが出てくるのが特徴です。
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ディオネア・マスシプラ オールドタイプの育て方
捕食葉はそこまで大きくはならいないですが、葉を広げて生やすので、それなりの栽培スペースが必要になります。
ディオネア・マスシプラ オールドタイプの栽培表
日照度合い | 50%程度の遮光 |
水やり頻度 | 頻繁に与える |
乾燥 | あまり強くない |
ハエトリグサ(ハエトリソウ)は非常に水を好む種です。 適度な気温と水やりを行えば問題なく育ちます。
日当たり
日の当たる場所を好みますが、強すぎる日光はNGです。
遮光できるくらいの陽の光で十分に育ちます。 特に夏は直射日光と温度に注意しましょう。
水やり
高頻度な水やりを好むと言われていて、特に夏場は用土が乾いたらあげるくらいがちょうど良いです。
冬は休眠期になるので、乾燥しない程度に与えると良いです。
用土
水苔もしくは鹿沼土などの保水性が良いものがオススメです。
栽培環境によって相性はありますが、 水苔で育てれば間違いないでしょう。
おススメの栽培方法
暑さには比較的強いですが、暑すぎたり、湿度が高すぎるのも良くありません。
冬場は休眠のために、気温が低い場所に移しましょう。
氷点下にならない地域であれば戸外で問題ないですが、気温が下がる場合は室内で暖房の効かない部屋に移す必要があります。
少し大きめの鉢での栽培がオススメです。
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ディオネア・マスシプラ オールドタイプの価格
ハエトリグサ(ハエトリソウ)の中では最もリーズナブルな価格帯です。
ディオネア・マスシプラ オールドタイプの相場
小さいサイズは500円から1000円ほどで販売されています。
ディオネア・マスシプラ オールドタイプが購入できるお店
市場に出回っている数は非常に多く、購入時期さえ気を付ければホームセンターなどで見つけることができます。
食虫植物専門のお店でも販売されているのでネットで購入することもできます。
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ディオネア・マスシプラ オールドタイプを育ててみよう
ハエトリグサ(ハエトリソウ)表記で販売されている個体のほとんどはこの種になります。
手頃で、日本での栽培に向いているのもハエトリグサ(ハエトリソウ)が人気の理由でもあります。
ぜひこの機会に栽培に挑戦してみてください。
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