【ディオネア・マスシプラ"ホエール"】市場にあまり出回っていない、珍しいハエトリグサ(ハエトリソウ)。基本情報から育て方、オススメの栽培方法など

食虫植物の中でも特に人気のハエトリグサ（ハエトリソウ）。

今では数多くの種が人工交配などにより作られていますが、実は元々は１属１種の食虫植物でした。

人気になった要因はこのハエトリグサ（ハエトリソウ）ならではの見た目と植物とは思えない動きが挙げられるのではないでしょうか。

そんなハエトリグサ（ハエトリソウ）のエクレタ型、ディオネア・マスシプラ ホエールの育て方やオススメの栽培方法などをご紹介していきます。

ディオネア・マスシプラ ホエールの基本情報

※見た目は完全な主観です

分類

ハエトリグサ（ハエトリソウ）とは元来、マシスプラ オールドタイプのことを指します。

マスシプラ ホエールは品種改良によって生み出された種です。

生息場所

原種はアメリカ合衆国南東部のノースカロライナ州、サウスカロライナ州などの東海岸の湿地に生息しています。

日本のように四季があり、環境が非常に近いと言われています。

マスシプラ ホエールは人工種なため、生息地はありません。

捕虫葉の特徴

細かい針のような葉を付ける捕虫葉と黄緑色がかった色味が特徴です。

原種のマシスプラ オールドタイプは生長した捕食葉は内側が赤みがかってくるのですが、このマシスプラ ホエールは若干の赤みは出るものの、全体的にはほとんど黄緑色です。

このホエールという名は「クジラのひげ」に似ていることから名付けられたようです。

クジラの髭ってどんな形か想像できますでしょうか？

ディオネア・マスシプラ ホエールの育て方

捕食葉はそこまで大きくはならいないですが、茎は縦に伸びていくので、それなりの高さが必要になります。

ディオネア・マスシプラ ホエールの栽培表

ハエトリグサ（ハエトリソウ）は非常に水を好む種です。

適度な気温と水やりを行えば問題なく育ちます。

日当たり

日の当たる場所を好み、直射と同等の日光が向いています。

ですが、真夏の直射は葉焼けに繋がるため、適度な光になるように調整する必要があります。

水やり

高頻度な水やりを好むと言われていて、特に夏場は用土が乾いたらあげるくらいがちょうど良いです。

冬は休眠期になるので、乾燥しない程度に与えると良いです。

用土

水苔もしくは鹿沼土などの保水性が良いものがオススメです。

栽培環境によって相性はありますが、 水苔で育てれば間違いないでしょう。

おススメの栽培方法

暑さには比較的強いですが、暑すぎたり、湿度が高すぎるのも良くありません。

冬場は休眠のために、気温が低い場所に移しましょう。

氷点下にならない地域であれば戸外で問題ないですが、気温が下がる場合は室内で暖房の効かない部屋に移す必要があります。

少し大きめの鉢での栽培がオススメです。

ディオネア・マスシプラ ホエールの価格

ハエトリグサ（ハエトリソウ）の中ではほとんど市場に出回っておらず、価格帯は販売者によってまちまちです。

ディオネア・マスシプラ ホエールの相場

小さいサイズは3500円ほどで販売されているのを見かけたことがあります。販売している店舗が少ないので、相場は未知数です。

ディオネア・マスシプラ ホエールが購入できるお店

上述の通り、市場に出回っている数はほとんどないので、ホームセンターなど実店舗で探すのはほぼ不可能でしょう。

食虫植物専門のお店でやヤフオクなどのオークションサイトでたまに販売されているので、マシスプラ ホエールを探す際はネットが向いています。

運が良ければ販売中の個体を見つけられるかもしれません。

ディオネア・マスシプラ ホエールを育ててみよう

首が比較的長く、全体が黄緑色と、種の中でも個性の強いマスシプラ ホエール。

日本での栽培に向いているのもハエトリグサ（ハエトリソウ）が人気の理由でもあります。

なかなか手に入れることは難しいですが、もし購入することができたらかなり幸運でしょう。