この記事はこのような方にオススメ
- 食虫植物が冬になると枯れる
- 冬になると生長が鈍化する
- どの温度計を選べば良いかわからない
食虫植物を栽培する上で、最も頭を悩ませるのが
「温度・湿度の管理」ではないでしょうか。
特にネペンテス(ウツボカズラ)のローランド種は日中は25度以上、ハイランド種は20度以上が生育に必要な温度とも言われています。
そこで高湿度や温度管理するためには「今、温度と湿度がどのくらいなのか」を把握するのは必須ですよね。
今回は、室内用温室や水槽・ゲージにオススメの温度・湿度計の選び方と、オススメの商品を紹介していきます。
初めての食虫植物用の温度・湿度計を検討している方や、追加での購入を考えている方の参考になったら幸いです。
植物用の温度・湿度計って?
その名の通り、植物の栽培用に作られた温度と湿度が計測できる機器です。
特に温度と湿度の管理が重要な熱帯系植物には欠かせないアイテムです。
年間を通して栽培の心臓部分と言っていいものなので、
管理しやすいものを選びましょう。
アナログの温度・湿度計
温度や湿度を管理する上でイメージされやすいのは、
このアナログ計測器ではないでしょうか。
安価で手軽に導入できるのが良いですよね。
デジタルロガーの温度・湿度計
遠隔での確認ができたり、管理アプリでデータを可視化、
CSVにもできたりするハイテクな計測器です。
安価なものから高価なものまで、幅広いです。
アナログとデジタル、どっちがいいの?
ここで、アナログとデジタル、どちらが良いのかというとこですが、
特に食虫植物の温度、湿度は短期的な計測ではなく、中・長期での計測が必要になります。
毎日同じ時間に定点観測しつつ、記録もしていくというのは、
アナログ計測器では非常に手間がかかります。
デジタルロガーであれば見たい時に管理アプリを開いてみることができるのと、
時間、日、週、月とでどのくらい変化しているのかをグラフで可視化できますが、防水性のものがほとんどないのが難点です。
どこに重きを置くかによってアナログ、デジタルどちらにするか判断するのが良いでしょう。
温度・湿度計の選び方
選ぶ際にチェックしておきたい3つのポイントと注意点を紹介していきます。
step
1機能で選ぶ
step
2デザインで選ぶ
step
3価格帯で選ぶ
機能で選ぶ
温度・湿度計といっても、機能はさまざまです。
簡易ので良ければ、「Govee」などのデジタルロガー温度計で済みますし、
複数箇所で測定が必要であれば「おんどとり」のような
親機と子機が連携できる温度・湿度計が必要になります。
デザインで選ぶ
デジタルロガー計測器であれば、デザインはシンプルで場所を取らないものが多いですが、
デザイン面でみるとアナログも捨て難いです。
リビングでインテリア用に栽培している方などは頭を悩ますところかもしれません。
価格帯で選ぶ
機能に比例して価格帯も大きく差が出ます。
デジタルロガーであっても、安価なものは2000円程度、
高価なものは1万円をゆうに超えます。
アナログの場合は100円ショップで購入できるものから、
少し値の張るオシャレなものまであります。
注意点
ここで気をつけたいのが、
・計測は正確か
・デジタルロガーの場合、アプリは使いやすいか
などが挙げられます。
アナログ?デジタル?食虫植物栽培にオススメ温度・湿度計7選
・アナログ
・デジタル
この中でもオススメの温度・湿度計を厳選して紹介していきます。
佐藤計量器製作所 ハイエストⅠ型湿度計温度計付150mm
プロ仕様のアナログ温湿度計です。
精密さは折り紙付きで、高精度の計測ができます。
三商 ハイグロサーモ SHT–200-F
センサーが2種類付いているプロ仕様のデジタル温湿度計です。
手で持つハンドタイプの設計になっています。
Govee ミニ温湿度計 H5074001JP
デジタルロガー温度・湿度計で最もお得な価格帯と言われている、
Goveeのミニ温湿度計です。
専用アプリで管理できますが、非防水なので、
高湿度を保つ環境にはオススメできません。
ティアンドデイ おんどとりJr. TR41
おんどとりの中でもシンプルに作られた防水対応の温度計です。
湿度の計測ができないところが難点です。
おんどとり 小型防水データロガー (センサ外付)TR52I
こちらも温度専用のデジタルロガーです。
TR51とTR52があり、センサーが外付けになっているタイプです。
佐藤計量器製作所 データロガーSK-320BT
防水対応のデジタルロガーです。
こちらも使い勝手は良いですが、温度のみの計測です。
リンクジャパン eSensor A-1
温度、湿度、照度、騒音、空気質の5つのセンサーを搭載している高機能な
デジタルロガーです。
湿度85%までが対応となっています。
食虫植物に快適な空間を作ろう
食虫植物を栽培する上で、欠かせない空間づくり。
特に高温多湿を好む品種を栽培する際の管理に必須アイテムです。
購入の参考にしていただけると幸いです。
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