ネペンテス(ウツボカズラ)の中でも特に変異が見受けられるアルボマギナタ。
捕食袋は緑色や赤色だけでなく、暗い紫色やグレー、黒色などもあり、一風変わった印象でオシャレな雰囲気がたまりません。
同じアルボマギナタ表記でも、基本型のアルボマギナタやアルボマギナタ・レッドなどは育てやすいですが、グリーンやダークは栽培難易度が一気に上がります。
そんなネペンテス・アルボマギナタの育て方やオススメの栽培方法などをご紹介していきます。
ネペンテス・アルボマギナタの基本情報
オススメ度 | ★★★★ |
栽培しやすさ | ★★★ |
入手しやすさ | ★★★★ |
価格の手頃さ | ★★★★ |
見た目の良さ | ★★★★ |
※見た目は完全な主観です
分類
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ナデシコ目 | Caryophyllales |
科 | ウツボカズラ科 | Nepenthesceae |
属 | ウツボカズラ属 | Nepenthes |
種 | ネペンテス・アルボマギナタ | Nepenthes.albomaginata |
アルボマギナタは様々な種があり、レッドや緑色のグリーン、
グレーから黒っぽい袋を付けるダークなど、数種あります。
生息場所
マレー半島、スマトラ島、カリマンタン島などの低地から1100mくらいの標高に生息しています。
熱帯雨林のジャングルのような湿地帯に発見されることが多いです。
捕虫袋の大きさ
アルボマギナタは、大きくて15cmほどのサイズの捕食袋を付けます。
捕虫袋の特徴
他のネペンテス(ウツボカズラ)と比較すると、硬めの捕食袋を付けます。
形は細くスッキリしており、マッドな色味と、中には襟元に白い模様が入る種もいます。
全体的に産毛のような小さな毛がふさふさついていて、捕虫袋には特に多くの毛が生えます。
捕食袋は比較的環境の変化に強いと言われていて、枯れにくいということを聞いたこともあります。
葉の特徴
長細い葉を付けるのが特徴です。
種によっては赤い葉を付けることもあります。
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ネペンテス・アルボマギナタの育て方
参考程度ですが、アルボマギナタの生息域を元に算出した理想の環境です。
最低 | 最高 | |
標高 | 0m | 1100m |
日中の気温 | 27℃ | 34℃ |
夜間の気温 | 17℃ | 24℃ |
捕食袋はそこまで大きくはならいないですが、葉は細長く広がって生やすので、それなりの栽培スペースが必要になります。
特に冬場の寒さには気を使う必要があり、できる限り室内での温室栽培がオススメです。
ネペンテス・アルボマギナタの栽培表
日照度合い | 50%程度の遮光 |
水やり頻度 | 頻繁に与える |
乾燥 | あまり強くない |
アルボマギナタは非常に水を好む種です。
適度な気温と水やりを行えば問題なく育ちます。
日当たり
ネペンテス(ウツボカズラ)は日の当たる場所を好みますが、強すぎる日光はNGです。
遮光できるくらいの陽の光で十分に育ちます。
特に夏は直射日光と温度に注意しましょう。
水やり
高頻度な水やりを好むと言われていて、特に夏場は用土が乾いたらあげるくらいがちょうど良いです。
冬は空中湿度が下がりすぎないように、葉水を適度に与えると良いです。
用土
水苔もしくは鹿沼土などの保水性が良いものがオススメです。
栽培環境によって相性はありますが、 水苔で育てれば間違いないでしょう。
オススメの栽培方法
アルボマギナタは暑さには比較的強いですが、夏の蒸れには気をつけてください。
冬場は戸外で育てず室内に移し、保温器具でしっかり温めましょう。
省スペースでの栽培にはあまり向いておらず、少し大きめの鉢での栽培がオススメです。
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ネペンテス・アルボマギナタを育ててみよう
細長いフォルムに産毛のような小さな毛がわさわさついている、アルボマギナタ。
色味の雰囲気も含めて非常にオシャレなネペンテス(ウツボカズラ)だと思います。
ぜひこの機会にアルボマギナタの栽培に挑戦してみてはどうでしょうか。
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