ネペンテス(ウツボカズラ)の育て方って?
この記事はこのような方にオススメ
- ネペンテス(ウツボカズラ)の育て方を知りたい
- 用土や植え替え方法を知りたい
- 管理方法を知りたい
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最後まで読んでね~
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根が弱く、特に冬の管理が疎かになって枯らしてしまうというのもよく耳にするネペンテス(ウツボカズラ)ですが、
しっかりと基本を抑えて育てればそこまで難しくはありません。
ネペンテス(ウツボカズラ)含む食虫植物は虫を食べて生長すると誤解されがちですが、光合成と水のみで生長します。
一年を通して光が当たり、湿度70%以上を保てる環境が理想です。
すでに購入し育てている方も、これから育てようと検討している方も、育て方や栽培環境の参考にして頂けると嬉しいです。
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ネペンテス(ウツボカズラ)を育てる
ネペンテス(ウツボカズラ)には低地に自生しているローランド種と、
標高の高い地域のハイランド種という2つの区分けがされます。
ローランド種は比較的暑さに強く、日本の真夏でも耐えられる種が多いため、
国内で出回っているネペンテス(ウツボカズラ)のほとんどは、ローランド種です。
ハイランド種は夏場の暑さに絶えられないため、専用のクーラーが備わった温室などが必要になります。
市場で出回っている個体が少ないため、高価な種が多いです。
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ここで紹介するのはローランド種のネペンテス(ウツボカズラ)の育て方になります。
ネペンテス(ウツボカズラ)の分類
ネペンテス(Nepenthes)は和名ウツボカズラ属の食虫植物です。
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ナデシコ目 | Caryophyllales |
科 | ウツボカズラ科 | Nepenthesceae |
属 | ウツボカズラ属 | Nepenthes |
ウツボカズラというと、ネペンテスラフレシア(Nepemthes.rafflesiana)のことを指すのですが、
日本では総称としてウツボカズラと呼ばれることも多いです。
野生では約100種以上が知られていますが、近年はその独特な見た目から、観葉植物としても人気です。
ネペンテス(ウツボカズラ)の特徴・生息域
ウツボカズラの特徴、生息域です。
園芸分類 | 観葉植物、熱帯植物、食虫植物 |
園芸分類 | 多年草 |
草丈 | 10cm〜200cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
東南アジアを中心に、主に熱帯地方に生育していますが、
低地から標高3000 m程の高地まで、その生育範囲の広さも一つの特徴。
インドネシア、マレーシアに種類が多く、最も多くのネペンテス(ウツボカズラ)が生育しているのはボルネオ島です。
他にもマダガスカルや、ソロモン諸島、ニューカレドニア島、オーストラリア北部まで自生しています。
![ネペンテス 生息分布図](https://nepenthes.jp/wp-content/uploads/2021/07/Nepenthes-ネペンテス生息地域-1024x1024.png)
地図で見てもいかに生息域が広いかがわかると思います。
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ここまで広域に生息している植物は非常に珍しく、ネペンテス(ウツボカズラ)に様々な種類が存在するようになったのも、
この広分布が影響していると言われています。
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ネペンテス(ウツボカズラ)を室内で育てるメリット・デメリット
・日によっての天候や気温を気にする必要があまりない
・専用ライトを用いることで安定した光を供給できる
・害虫がつくことがほぼない
・インテリアとしても活用できる
・水槽や温室の場合は費用がかかる
・室内のスペース確保が必要
・通気を保つのにファンなど追加費用がかかる
ネペンテス(ウツボカズラ)を戸外で育てるメリット・デメリット
・春から秋にかけて自然光の日照は大きく生長を促すことができる
・費用がほとんどかからない
・庭やベランダがオシャレな雰囲気になる
・暖かい地域でない限り冬の寒さに耐えられない
・スペース確保が必要 ・害虫がつく可能性がある
・屋根がない場合は天候によっては避難させる必要がある
ネペンテス(ウツボカズラ)の日当たり・飼育場所
ローランド種のネペンテス(ウツボカズラ)は暖かく日の当たる場所を好みますが、直射日光には強くありません。
季節によって適切な日当たりの環境を作ることで、捕食袋は大きくなりやすくなります。
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ただし、水槽などで専用ライトを使用する場合は適切なライトを選べば特に気にする必要はありません。
ネペンテス(ウツボカズラ)の日当たり 春、秋
気温が15度から20度後半の春、秋は直射日光に当てても問題ありません。
飼育方法によってですが、存分に陽の光りが当たるようにしましょう。
ネペンテス(ウツボカズラ)の日当たり 夏
30度を超える真夏は直射日光が直接当たる環境は避けます。
間接的に光が当たるようにするかスダレなどで陰を作ると良いでしょう。
ネペンテス(ウツボカズラ)の日当たり 冬
冬は戸外であっても陽の光が弱く、生長が止まる種が多いです。
気温が下がってきたら室内に移し、植物用のライトなどを当てるか、 日差しの入る窓越しが適しています。
ネペンテス(ウツボカズラ)の水やり
ネペンテス(ウツボカズラ)の生命線である水やりは日光と同じくらい重要です。
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季節によって水やりの頻度が変わってきます。
ネペンテス(ウツボカズラ)の水やり 春、秋
春や秋はカラっとした日が多いです。
用土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。
その日によって湿度や気温は変わりますが、一日一回以上を目安にすると良いです。
ネペンテス(ウツボカズラ)の水やり 夏
真夏は湿度は高いですが、気温も高くなり水が蒸発しやすくもなります。
栽培方法にもよりますが、戸外で育てている栽培家は3時間おきに水をあげる方もいるようです。
日中に高頻度で水をあげるのは中々難しいですが、一日に2、3回は水を与えるのが望ましいです。
ネペンテス(ウツボカズラ)の水やり 冬
冬は乾燥した日が多いため、水やりを頻繁にする方もいるようですが、それは危険です。
気温も低いため、水を与えすぎると根が腐ってしまうこともあります。
用土が乾いたタイミングで水を与えるようにし、霧吹きなどで葉水を行い湿度を保ちましょう。
ネペンテス(ウツボカズラ)の用土
ネペネンテス(ウツボカズラ)は他の観葉植物などと比較すると、根っこが弱いです。
植え替えなどをする時に見てみるとよくわかるのですが、 茎や葉、捕食袋など表に出ている大きさの1/4か1/5程度しかありません。
それもそのはず、東南アジアなどで生息しているネペンテス(ウツボカズラ)は肥えた土壌ではなく、栄養素の少ない所で生きています。
通常の植物のように根からの養分には期待せず、陽の光と水分で光合成をし、
不足分を補うために進化の過程で捕食袋ができるようになったのです。
なので、ネペンテス(ウツボカズラ)の捕食袋を大きく育てるポイントは養分がほとんどない用土で育てることです。
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ミズゴケ
ネペンテス(ウツボカズラ)の栽培において、最も一般的な用土が水苔です。
非常に扱いやすく元気に育ち、失敗が少ないと言われています。 初めて栽培される方は水苔を使用するのがオススメです。
鹿沼土
観葉植物によく用いられる鹿沼土は、保水性が良いのが特徴です。
また、植え替え時に用土と根が張り付きにくく、古い土を落としやすいため、 根に与えるダメージが少ない点もメリットです。
ピートモス
水苔などの蘇苔類、ヨシ、スゲ、ヌマガヤなどの植物が堆積し、腐植化した泥炭を脱水し細かくした用土です。
園芸用にもよく用いられており、ホームセンターなどで販売されているネペンテス(ウツボカズラ)にはよく使われていたりもします。
保水性に優れているので、決して悪いわけではないのですが根腐れするという声もあるため、中級者向けの用土と言えます。
肥料
栽培家によって肥料を与えるかどうかは賛否が分かれるのですが、
水苔や鹿沼土でネペンテス(ウツボカズラ)は十分に育つので不要ではあります。
それでも他の植物を育てている方にとっては肥料は与えるのが当たり前という感覚の方もいます。
もし肥料を与えるのであれば生長が活発になる5月から8月くらいにかけて、
暖効性化成肥料を月1回程度か、液体肥料を1週間に一度程度与えてみるといいです。
ネペンテス(ウツボカズラ)の植え替え
用土の状態を清潔に保つためには植え替えが必要です。
新しい用土にすると、今まで以上にスクスクと育ってくれるようになります。
水苔などの有機質の用土は毎年、鹿沼土などの用土は2、3年に一度植え替えするのが良いです。
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ネペンテス(ウツボカズラ)の植え替えに適切な時期
気温が上がり30度前後の日も出てくる5月から8月が植え替えに向いている時期です。
ネペンテス(ウツボカズラ)が最も生長する時期なので、多少植え替えで根を痛めてしまっても、 大きな問題にはなりにくいです。
状態が悪く、どうしても植え替えをしたい場合でも極力冬場は避けるのが賢明です。
ネペンテス(ウツボカズラ)の植え替え方法
植え替え自体は他の観葉植物と同様の手順で行います。
・水苔の場合は事前に水を差し、フカフカの状態にする
・ネペンテス(ウツボカズラ)本体を根を傷つけないように底から持ち上げる
・古い水苔を取り除く
・腐っている根の部分(黒ずんでいる)をハサミで切り取る
・新しい水苔で根を包み、容器に入れる
気を付けること
根が弱く細いため、古い用土を覗く際は細心の注意を払いましょう。
乾燥に弱いので、植え替えの際には長時間放置することがないようにスムーズに行ってください。
ネペンテス(ウツボカズラ)の温度・湿度管理
ローランド種のネペンテス(ウツボカズラ)の生育環境は熱帯雨林帯に属する種がほとんどです。
東南アジアに実際に行ってみるか、植物園などに足を運ぶとわかるのですが、 気温が高く、蒸し蒸しするような環境です。
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そのような環境にできる限り近づけることがネペンテス(ウツボカズラ)にとって最も良い選択になります。
ネペンテス(ウツボカズラ)の適切な温度
昼間は20度から35度、夜間も15度から20度前後が好ましい温度です。
春から秋にかけては大抵の種は戸外でもスクスク育つので、問題ありません。
ですが、35度を超え、無風の日などは注意が必要です。 暑すぎる日は少し涼しい環境に移してあげるなどはしましょう。
難しいのは冬場です。10度以下になると枯れ死してしまう可能性が出てきます。
暖かい室内に移す、専用のケースに入れる、温室を作る、など様々な方法の中からできることをしましょう。
とはいうものの、もし室内で暖かくする場合は室内で暖房を28度などに設定すると自分の生活が大変になり、光熱費も馬鹿になりません。
また、冬場の暖房は乾燥にもつながるので15度前後くらいで設定すれば問題ありません。
ネペンテス(ウツボカズラ)の適切な湿度
熱帯雨林帯の湿度は90%を超えるような環境も珍しくありません。
最低でも、湿度50%以上として栽培しましょう。
湿度は温度・日照・通気・根の状態とも密接に関係しています。
強い根が付いていれば多少の乾燥でも枯れることはありませんが、購入したばかりのネペンテス(ウツボカズラ)はしっかり育つまでは、
葉水を与えたりしてなるべく乾燥しないように気をつけます。
どうやって湿度を保つ?
最も簡単な方法は鉢を囲う袋やゲージを用意することです。
完全な密封空間にはならないように通気も確保しつつ、ビニールなど用いて湿度を保てるようにします。 他にも水槽や温室で栽培する方も多いです。
ネペンテス(ウツボカズラ)に大切な通気
湿度を保つのは大事なのですが、通気も重要です。
空気が停滞しやすい水槽などは特に注意が必要で、完全な密封空間にはならないようにし、
気温が上がる夏場などはネペンテス(ウツボカズラ)には直接風が当たらないように気をつけながらファンなどを設置しましょう。
ネペンテス(ウツボカズラ)の増やし方
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ネペンテス(ウツボカズラ)は挿し木や取り木で増やすことができます。
親株が以下のような状態になった時に対応するのがオススメです。
・捕虫袋が枯れる
・新しい捕虫袋がつかない
花を咲かせ、受粉させることで種ができ、そこから増やすこともできるようなのですが、
かなり難易度が高く年月もかかるため、挿し木や取り木で増やしましょう。 主な増やし方は2つあります。
・取り木
になります。
ネペンテス(ウツボカズラ)を増やすのに適した時期
気温が上がり30度前後の日も出てくる5月から8月が増やすのに向いている時期です。
特に冬場の挿し木や取り木は向いていないので避けるようにします。
ネペンテス(ウツボカズラ)の取り木
取り木の場合は茎から発根させるための作葉が必要です。
発根には数週間かかるため、植え付けたい時期から逆算して準備をします。
発根させたら取り木に取り掛かります。
②舌状剥皮(斜めに切り込みをする方法)を行う
③舌状剥皮を行なった部分に水苔を巻きつける
④数週間経ち、発根したことが確認できたら取り木を行う
⑤鉢に入れ、生長を見守る
事前に準備をする必要がありますが、成功率は比較的高いです。
ネペンテス(ウツボカズラ)の挿し木
挿し木をする場合は先端の葉から3〜4枚の部分で切り取ります。
とにかくスピード勝負になるので切り取った挿し穂はすぐに水につけることが大事です。
②葉を半分に切る
③バケツなどに水を入れ、挿し穂を水につける
④鉢を用意し水苔で挿し穂を植える
何よりも切り取った部分を乾燥させないことが成功の秘訣です。
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ネペンテス(ウツボカズラ)のオススメ育成方法
温帯に生息しているネペンテス(ウツボカズラ)がすくすく育つ環境を作るためには
ネペンテス(ウツボカズラ)の代表的な育て方は3つあります。
①鉢で育てる
②水槽で育てる
③温室で育てる
予算や自宅の環境によって適切な栽培方法を選びましょう。
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ネペンテス(ウツボカズラ)にオススメの飼育方法①鉢で育てる
鉢で育てるのが一般的な飼育方法。
鉢や用土を揃える他にはほとんどお金がかからないので、最もコスパが良いです。
鉢の置く場所
春から秋にかけては戸外で光の当たりやすい環境に置きます。
真夏の炎天下の直射日光では逆に弱ってしまう場合もあるため、その際は間接的に日が当たる場所などに移しましょう。
気温30度以上は望ましくない種もあるため、事前に調べておき、どの気温が適正なのか把握しておきます。
冬は室内で光の当たる場所かつ、乾燥に弱いので透明の袋やケースに入れることが望ましいです。
水やり
春から秋にかけての水やりは鉢土を乾かさないように頻繁にあげます。
冬は気温が低いため、頻繁に水やりはせず、土が乾いたら水やりをする程度に。
適宜、葉水をあげると空中湿度を保ちやすくなります。
用土
水苔のみがオススメです。
ネペンテスは元々栄養の少ない土地で生息しているため、肥料の入った土だと、捕虫袋をつけなくなってしまう場合もあります。
害虫・病気
春から秋はアブラムシやカイガラムシが付くことがよくあります。
特にアブラムシは新しく生えてきた葉につくため、生長を阻害しかねません。 また、斑点病にも気をつける必要があります。
植え替えのタイミング
株が大きくなってきたら、一年の中でも5月から8月がオススメです。
もともとネペンテスは根が弱く細いため、傷つけないように注意しながら、土などを取り除き、
根が常に乾燥しないようにしながら作業をしましょう。
ネペンテス(ウツボカズラ)にオススメの飼育方法②水槽で育てる
インテリアとしても楽しめる飼育方法。
水槽の中で育てるため、湿度や光調の管理が楽。
パルダリウムやテラリウム、アクアテラリウムとして上手く作ることができれば、オシャレなインテリアにもなり、近年は人気が急上昇中です。 必要な設備を整えるまで少し費用はかかります。
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アクアテラリウムってなに?
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水槽の大きさ
ネペンテスは種によって生長が早いです。
購入時にちょうどのサイズを選んでしまうと生長に追い付かず、窮屈な空間になってしまいます。 45cm以上の水槽がオススメです。
水槽の置く場所
主に人口ライトによって光合成を促すことになるため、日の当たらない場所でも問題ありません。
アクアテラリウムにする場合は水を入れるため、かなりの重量になります。安定感のある台に設置するのが望ましいです。
水やり
常時湿度を70%に保つことが理想。
湿度計を見ながら、週に一回程度の水やりをして下さい。
湿度が高いため、カビには要注意。植物専用のカビを抑えるスプレーがあると良いです。
用土・土台
鉢と同様に水苔のみがオススメです。
根を水苔で包み、流木などの上に設置します。
害虫・病気
室内の水槽であれば、害虫はほぼつくことはありません。
カビによって根が傷んだりしないように気をつけましょう。
リセットのタイミング
鉢と同様に5月から8月が良いです。
水槽を洗浄したり、新しくテラリウムを作る際は特に根が乾かないように注意を払います。
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ネペンテス×滝が流れる本格アクアテラリウムを作る(まとめ)
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ネペンテス(ウツボカズラ)にオススメの飼育方法③温室ケースで育てる
夏は必要に応じてクーラー設備、冬はヒーター設備を備えた温室ケースを作成します。
スペースの確保が室内だと難しいことから室外に設置する場合が多いですが、
専用の部屋を確保するなどし、室内で育てている方もいます。
初期費用、維持費共にかかりますが、ネペンテス(ウツボカズラ)の各個体にとっては生息している環境に最も近づけることができ、
理想的な生育環境でもあります。
温室もしくはゲージを用意する
室内専用の温室ケースであれば小さいものであれば数万円で購入で来ます。
戸外に設置する場合は庭などのスペース確保と、大きさによっては数十万円から数百万円かけて業者に依頼する方もいます。
最近はDIYブームも相まって、温室を自作する人も増えてきているので、予算を抑えたい方は挑戦してみるのも良いかもしれません。
ネペンテス(ウツボカズラ)を育ててみよう
ネペンテス(ウツボカズラ)の育て方からおすすめの育成方法までご紹介してきました。
虫を捕まえる独特な見た目と構造は一度ハマると、とても愛着のわく植物だと思います。
栽培は難しそうな印象があるかもしれないですが、初めて育てる方はそこまで気にする必要はないと思います。
それに手がかかると愛着って湧きますよね? 種によっても、個体によっても適切な環境は違います。
少し栽培環境を変えてみたら以前より捕虫袋がつきやすくなった、とか、 ここの捕虫袋あんまり大きくならないな、とか、楽しいです。
ぜひこの機会にネペンテス(ウツボカズラ)を育ててみてはいかがですか。
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