ネペンテス(ウツボカズラ)は150種以上!
この記事はこのような方にオススメ
- ネペンテス(ウツボカズラ)にどんな種類があるのか知りたい
- 特徴を知りたい
- 高山系ネペンテス(ウツボカズラ)を育てたい
種類を紹介するよ
ネペンテス(ウツボカズラ)は150種以上もいると言われており、様々な種が存在します。
その中でも鑑賞度が非常に高く、一部のマニアからは絶大な人気を誇る、高山系ネペンテス(ウツボカズラ)を紹介していきます。
高山系ネペンテス(ウツボカズラ)の生息域
ネペンテス(ウツボカズラ)は生息域が広大に分布している食虫植物です。
その中でも高山系ネペンテス(ウツボカズラ)はハイランド種と呼ばれる高山性植物であり、
低地系のローランド種と比較すると栽培難易度は高いです。
アラータです
ローランド種のネペンテス(ウツボカズラ)も魅力はたっぷりあるのですが、
ハイランド種は本当に個性派揃いで、
マニア心をくすぐる種ばかりなんです。
ハイランド種は入手が難しい?
ローランド種はホームセンターやお花屋さんで販売されていますが、
ハイランド種のほとんどは食虫植物専門店やYahoo!オークションでしか手に入りません。
価格も非常に高いので、設備を整えてから入手する方がほとんどです。
まずはローランド種やローランド系交配種を育ててみてからの購入がオススメです。
今回は、2つのカテゴリーに分けて高山系ネペンテス(ウツボカズラ)を紹介していきます。
超高山系!?標高2000mから3520mに生息するハイランド種
標高3500mってどのような環境なのか、
想像するのも難しい過酷な環境になぜか生息しているハイランド種がいるのです。
富士山の標高が3776mですからね、
ほぼ山頂と変わらないところにもいる食虫植物って不思議でしかないです。
富士山との違いは、ネペンテス(ウツボカズラ)のいる山は赤道直下だということ。
日中の気温はそれなりに上がり、高湿度、夜間になると急激に気温が下がります。
食虫植物の適応進化に驚かされるばかりですが、そこで進化してきたハイランド種は
過酷な環境に適応するために、独自の進化をしてきたのです。
なので、ローランド種と比べると見た目が更に個性的になるんですよね。
採取が難しく、栽培も難しく、流通数もほぼない、
という栽培マニア泣かせな超高山系の種を紹介していきます。
栽培するには一癖も二癖も必要なので、
覚悟してから購入することをオススメします。
ネペンテス・ラミィ
現在発見されているネペンテス(ウツボカズラ)、しいては食虫植物の中で、
最も高い標高に生息しているのがラミィです。
アゴのような下が細長くなる捕食袋はかなり独特ですね。
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ネペンテス・ディアタス
牙系ネペンテス(ウツボカズラ)の中で最も高いところに生息しているのがディアタスです。
日本国内ではほぼ流通しておらず入手が困難かつ、栽培難易度が非常に高いと言われています。
産毛のようなふさふさした毛が全体を覆っていて、ハイランド特有の印象を受けます。
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ネペンテス・アンガサネンシス
ネペンテス・ナガやボンゴソなどを彷彿とさせるダークパープル系のネペンテス(ウツボカズラ)。
その種の中では最も高山に生息しており、日本での流通はほとんどありません。
輸入代行などで入手できる可能性はありますが、流通数自体が少ないため、かなり困難でしょう。
ネペンテス・デンシフローラ
赤みが強く、細長い袋を付けるネペンテス(ウツボカズラ)。
スマトラ島の高山に生息しており、日本での流通はほとんどありませんが、
交配種はたまに販売されています。
ネペンテス・シンガラナ
襟が大きく、ギザギザの牙を付けるネペンテス(ウツボカズラ)。
高山に生息しており、日本での流通はほとんどありませんが、
近年はハマタやテヌイスの交配種は見かけるようになりました。
ディアタスやスペクラタと関係性が高いと言われています。
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ネペンテス・ビローサ
エドワードシアナと並んで、牙系ネペンテス(ウツボカズラ)で最も人気の種です。
標高3000m以上にも生息していることから、栽培難易度は非常に高いと言われています。
また、流通数も少なく、エドワードシアナ以上に高額なため、
一部のマニアしか栽培していないのが現状です。
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ネペンテス・マクロフィラ
エドワードシアナ、ビローサに次いで人気のある牙系ネペンテス(ウツボカズラ)です。
以前はエドワードシアナの亜種として認識されていますが、1990年代ごろから、
一つの固有種として認識されるようになりました。
こちらもビローサ並みに高額で、一部のマニアしか栽培していません。
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ネペンテス・ラヴィコーラ
日本に限らず、海外でもほとんど栽培している方がいない激レア高山種です。
綺麗な襟はとても魅力的で、いつか栽培したい種です。
ネペンテス・ムルデンシス
高山系のネペンテス(ウツボカズラ)の中では
大きく育った天然個体が確認されているムルデンシス。
日本での流通はほとんどありませんが、
海外の一部マニアで育てている方がいます。
標高1600m〜2700mに生息するハイランド種
超高山種は恐らく見たことがない種ばかりだったのではないでしょうか。
続けて紹介するのは標高1600mから2700m付近に生息する、
高山種です。
このあたりの種が、俗に言うハイランド種に分類されています。
栽培は難しいですが、
頑張ればいけるような気を持たせてくれると思います。
気になる種があったらぜひ挑戦していきましょう。笑
ネペンテス・ディアボリカ
ハマタに見た目が似ていて、赤味が強いのがディアボリカです。
以前は「red hairy hamata」として販売されていましたが、
近年は固有種として認識されています。
ハマタと同様に価格帯はお手頃(?)ですが、
流通数はまだまだ非常に少なく、レアな種です。
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ネペンテス・マリアエ
色鮮やかな赤色にギザギザの牙の袋を付ける種。
ビローサのように少しフォルムは丸く、色味はエドワードシアナのような印象です。
国内ではほぼ流通しておらず、入手はかなり困難だと思います。
ネペンテス・アリストロキオイデス
最もユニークな袋を付けるハイランド種と言っても過言ではない、
アリストロキオイデス。
他の種と比較すると国内でも流通していて、入手しやすく価格帯もお手頃です。
個性的なハイランドに挑戦したい方にオススメ。
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ネペンテス・デュビア
最大でも10cmほどの小型種です。
黄緑色の色味と、独特なフォルムが目を引く人気の種で、
交配種もいくつか作られています。
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ネペンテス・エドワードシアナ
最も鑑賞性の高い種として名高いエドワードシアナです。
牙系ネペンテス(ウツボカズラ)の中では標高は低めで、
大きな袋を付けることから一度コツを掴むと育てやすいと言われています。
かなりの高額なので、購入できる方は相当限られます。
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ネペンテス・タランジェンシス
活火山のタラン山に生息する小型のハイランド種で、
赤い襟と点々とした斑模様が特徴的な種です。
日本では交配種が特に人気です。
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ネペンテス・ローウィ(シビンウツボカズラ)
上位袋がシビンのような形の袋を付ける、マニアに人気の高い種です。
栽培難易度は高く、入手もかなり難しいです。
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高山系ネペンテス(ウツボカズラ)はどこで見れるの?
ハイランドネペンテス(ウツボカズラ)は鑑賞価値が非常に高い種ばかりですが、
栽培難易度が非常に高いことからも、
植物園などでもほとんど見ることができません。
SNSで見る
直に見ることは難しいですが、
InstagramやTwitterで探せば見れる種が多いです。
ですが、超高山系はほぼ育てている方がいないので、
現時点ではなかなか難しい場合もあります。
現地に行く
最も手軽(?)な方法としては、
現地に行くことです。笑
ボルネオ島とかスマトラ島とかにツアーでいつか僕も行きたいです。
自生地のハイランド種とか本当にどんな感じで育っているのか
めちゃくちゃ気になります。
高山系ネペンテス(ウツボカズラ)を育ててみよう
ひとえに食虫植物、ネペンテス(ウツボカズラ)と言っても
とても奥が深いですよね。
最初は1鉢だけだったのが、気づいたら、、、
僕も16鉢くらいになっていました。
ハイランド種は値段が高く、栽培が難しいので、
それも考慮してから購入してくださいね、
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