ハエトリグサ(ハエトリソウ)ってどんな植物?食虫植物って?
この記事はこのような方にオススメ
- ハエトリグサ(ハエトリソウ)がどのような食虫植物なのか知りたい
- ハエトリグサ(ハエトリソウ)の捕食方法を知りたい
- どのような種類があるのか知りたい
- 育て方を知りたい
実は身近(?)な食虫植物ハエトリグサ(ハエトリソウ)の学名はディオネアと言います。
見れば見るほど不思議な形で魅了するハエトリグサ(ハエトリソウ)の基本情報を紹介します。
実は最も販売されている食虫植物?
奇妙な形をした不思議な植物のハエトリグサ(ハエトリソウ)。
正式名称はハエトリグサなのですが、ハエトリソウの名前の方が聞いたことがあるかもしれません。
昨今の食虫植物ブームの代表的な種になります。
実はあの世界的ゲームの有名な敵キャラがモデルになっているのはご存知ですか?
このシルエット、見覚えないですか?
突然ですが、ちょっと昔を思い出してみてください。
このシルエットどこかで見覚え無いですか?
マリオのパックンフラワー
(© Nintendo)
あの世界的な大人気ゲーム「スーパーマリオ」などに登場するパックンフラワーです。
誰しも一度はこのパックンに食べられたことがあるのではないでしょうか?
このモデルになった食虫植物がハエトリグサ(ハエトリソウ)って言われているんですよね。
見た目はアレンジされていますがデザインの着想に使用されているのはうなづけます。
ポケモンのマスキッパ
(© 1998-2022 Pokémon Inc.©1995-2021 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.)
続いてポケモンの「マスキッパ」です。
ダイヤモンド・パールで初登場した草タイプのポケモンです。
見た目も、分類の「むしとりポケモン」というのももうそのままハエトリグサ(ハエトリソウ)ですね笑
遊戯王の捕食植物 スピノ・ディオネア、ブフォリキュラ
(© 高橋和樹 スタジオ・ダイス/集英社)
(© スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI)
捕食植物という名前の時点で食虫植物がモデルになっているのが予想できますね。
ディオネアはハエトリグサ(ハエトリソウ)の学名でもあるので、そのまんまです。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)はキャラクターにしやすい!?
こうしていくつかのキャラクターを改めて見てみると、植物の中でも特にキャラクターを連想しやすい見た目なのではないかと思います。
どのキャラクターも一癖も二癖もあって、一度見ると頭から離れないですよね。
そう、ハエトリグサ(ハエトリソウ)は結構身近な存在なんです。
食虫植物とは
書いて字のごとく、虫を食する植物、ということなのですが、 虫を捕まえても食べない植物も存在します。
どこからが食虫植物なのでしょうか。
昆虫や小動物を捕らえ、消化・吸収して栄養を摂る、 というのが食虫植物の定義になります。 なので、捕まえて食べちゃうよ、ってことまでする植物のみ食虫植物ってことですね。
主な食虫植物
「ハエトリグサ(ハエトリソウ)」と同じくらい人気なのが、 「ネペンテス(ウツボカズラ)」です。
他にも、「サラセニア」や「モウセンゴケ」、「セファロタス(フクロユキノシタ)」など、 世界で12種19属600種以上、 日本でも20種が確認されています。
捕食方法
虫や小動物を捕まえる食虫植物には、種によって様々な捕食形態に進化しています。 主な捕食方法は4つあります。
・挟み込み式
・粘り付け式
・吸い込み式
ひとえに食虫植物といっても、環境によって見た目も捕食方法も全然違います。
この独特なフォルムは他の植物にはないので、一度ハマると長年育てる愛好家が絶えないのもうなづけます。
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ハエトリグサ(ハエトリソウ)の基本情報
食虫植物の中でも特に人気の高いハエトリグサ(ハエトリソウ)はアメリカ合衆国東部のノースカロライナ州、サウスカロライナ州などの東海岸に生息しています。
特に湿地帯が好みで、栽培下でもある程度湿度が保てるような環境が望ましいです。
まずはハエトリグサ(ハエトリソウ)の生態について紹介していきます。
葉の仕組み
葉の軸の先に真ん中で折り畳める一対の葉が付きます。
葉のフチにはサメの葉のようなギザギザの棘が並び、内側には「感触毛」と呼ばれる短い毛のようなものが3本ずつあります。
棘には虫を誘き寄せる「蜜腺」があり、その内側には消化液を分泌する「腺毛」があります。
このような葉の仕組み自体は「感触毛」を除くと他の食虫植物と同じような構造になっています。
捕食の仕組み
虫などが葉っぱに侵入して「感触毛」が2度刺激を受けると、一瞬で左右の葉が閉じます。
葉の閉じるスピードはおおよそ0.5秒と言われています。
実際に見てみるとその速さに、「本当に植物なの?」って感じるんじゃないかと思います。
色々なキャラクターのネタにされるだけあって、その見た目と動きは食虫植物の中でも群を抜く驚きがあります。
ちなみにこの2度刺激を受けたら反応する、というのには諸説あるのですがおおよそ30秒以内で2度刺激を受けると反応すると言われていて、
ハエトリグサ(ハエトリソウ)には時間を定量的に観測できる機能が備わっているらしいです。
本当に不思議な生き物ですよね。
分類
ハエトリグサ(ハエトリソウ)はウツボカズラ目モウセンゴケ科ハエトリグサ属の食虫植物です。
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ウツボカズラ目 | Nepenthales |
科 | モウセンゴケ科 | Droseraceae |
属 | ハエトリグサ属 | Dionaea |
ハエトリグサ(ハエトリソウ)というと、元来は1属1種のため、マスシプラ・オールドタイプのことを指すのですが、
近年はその独特な見た目から、人工交配も進み様々な品種が誕生しています。
特徴・生息域
ハエトリグサ(ハエトリソウ)の特徴、生息域です。
園芸分類 | 観葉植物、食虫植物 |
園芸分類 | 多年草 |
草丈 | 5cm〜10cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 弱め |
アメリカ合衆国南東部のノースカロライナ州、サウスカロライナ州などの東海岸の湿地に生息しています。
この限られた地域のみに生息しているのがハエトリグサ(ハエトリソウ)の特徴でもあります。
食虫植物の中では、多様性に富んだ種と限られた地域のみでごく少数のみで存続している種に分かれます。
ネペンテス(ウツボカズラ)、ドロセラ(モウセンゴケ)、ウトリクラリア(タヌキモ/ミミカキグサ)は地域は異なれど、広分布かつ各150種以上がいます。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)やセファロタス(フクロユキノシタ)はアメリカとオーストラリアという限られた地域のみで、どちらも原種は1属1種しかいません。
進化の歴史
この限られた地域のみかつ、少数種のみで繁栄している理由を探るには進化の歴史を辿るとよいです。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)はおよそ6500万年前にハエトリグサ属とムジナモ属で枝分かれしたと言われています。
この2種に共通しているのは粘液を分泌する腺毛が外側にはなく(内側に備わっています)、可動式の捕虫罠で獲物を捕らえるという共通点があります。
他の食虫植物はじっと待つか、粘液で絡めとるというのが主な捕虫方法なのに対して、刺激に反応するのはハエトリグサ(ハエトリソウ)独自の進化と言えるでしょう。
この不思議な進化を遂げたハエトリグサ(ハエトリソウ)の文献や研究書などを読んでみるのも面白いかもしれないですね。
名前の由来
ハエトリグサ(ハエトリソウ)の学名は「ディオネア」と言います。
※ディオネアと表記する場合もあり
このディオネアとは「女神ビーナス」という意味です。
面白い名付けられ方ですよね。
ちなみに英語表記の「Venus Flytrap」は、意味としては2枚の葉のトゲを、女神のまつ毛に見立てて、「女王のハエトリ罠」という名前になったようです。
ちなみに日本語表記だとハエトリグサとも、ハエトリソウとも表記されます。
その理由としては漢字だと「蠅取草」と書くからです。
すごく単純なのですが、確かにクサでもソウでもどっちでもありですよね。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)の花
食虫植物はその見た目と雰囲気に似つかわしくなく(?)、可愛いお花を咲かせることが多いです。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)も例外ではないです。
どんな花を咲かせるの?
小さく白っぽい花を咲かせます。
種によって花の大きさは微妙に変わりますが、スタンダードなハエトリグサ(ハエトリソウ)のマスシプラ・オールドタイプは花の中央がやや緑がかり、小さく可愛らしい白い花弁をつけます。
開花の時期はだいたい5月〜7月くらいです。
花は飼育下で咲かせるのも簡単にできます。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)の花言葉
葉の棘にある蜜腺から甘い蜜を分泌し、虫を引き寄せ捕らえます。
この虫を誘惑している姿から付けられた花言葉のようです。
確かに誘惑しているのは間違いないんですけど、かなり手厳しい花言葉です。
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ハエトリグサ(ハエトリソウ)って育てやすいの?
ハエトリグサ(ハエトリソウ)は2つの種に分類されます。
葉っぱが上を向く「エクレタ型」と、一輪の花のような葉を付ける「ロゼット型」です。
元々自生している地域に限りがあり、この2種によって栽培方法が異なることはありません。
ここで紹介するのはマスシプラ・オールドタイプの育て方になります。
日本の環境に適した食虫植物
ハエトリグサ(ハエトリソウ)が元々自生しているアメリカ合衆国南東部のノースカロライナ州、サウスカロライナ州などの東海岸は日本の気候に近いです。
例えば東南アジア原産のネペンテス(ウツボカズラ)などと比較すると、特別な設備をほぼ用意せずに育てられるので、日本の栽培に適した食虫植物といえます。
基本的な育て方
ハエトリグサ(ハエトリソウ)含む食虫植物は虫を食べて生長すると誤解されがちですが、光合成のみで生長します。
一年を通して光が当たり、乾燥させないように育てる必要があります。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)の育て方は主に2通りあります。
コスパが良く簡易設備で育てることができる最も簡単な方法です。
インテリアとしても楽しめる飼育方法です。 一通りの設備を整えるのに多少のお金はかかりますが、湿度や光調の管理が楽です。
日当たり
ハエトリグサ(ハエトリソウ)は暖かく日の当たる場所を好みますが、直射日光には強くありません。
特に夏場は必ず間接日光になるように心がけてください。直射日光は葉焼けの原因になります。
鉢で育てる場合は春から秋にかけては戸外の光が当たりやすい環境に置きます。
真夏は直射日光を避け、すだれなどで日の当たりを拡散させるか、間接的に日光が当たるようにするのが良いです。
春と秋は日光がそこまで強く無いので、直射日光でも問題ありません。
冬場は休眠させる必要があるため、11月〜2月にかけての期間は気温が5度以下の室内で管理するのが望ましいです。
水槽で育てる場合は光量のあるライトを使用し、夜はしっかりと電気を消してあげましょう。
ライトのオンオフが面倒な方はスマート電源を使うのもオススメです。
冬場は同様にヒーターなどは付けず、室温が高くない場所に移しましょう。
水やり
常に土が湿っている状態が望ましいです。
鉢で育てる場合は、春から秋にかけては鉢土を乾かさないように頻繁に水をあげます。
冬は気温が低いため、土が乾いたら水やりをするくらいがちょうど良いです。
水槽で育てる場合は腰水にし、適度に水やりをしてください。
湿度が高いため、カビには要注意。
植物専用のカビを抑えるスプレーがあると良いです。
用土
ハエトリグサ(ハエトリソウ)には栄養素の高い用土は向いていません。
元々が栄養が枯渇した環境に生息しているため、水苔が適切と言われています。
根を水苔でしっかりと包み、年に一度ほど交換するのが良いです。
気をつけること(害虫・病気)
戸外で育てていると、春から秋にかけてはアブラムシやカイガラムシ、ナメクジがつくことがよくあります。
特にアブラムシは新しく生えてきた葉につくため、生長を疎外しかねません。
虫って寄ってくる?
虫が寄ってくるかというのは諸説あるのですが、戸外で育てると虫が寄ってくることはあるそうです。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)特有の甘い密のような匂いを出しているのでしょうか?
匂い自体はほとんどしないように感じるのですが、気になる方は室内のみで育てる方が良いかもしれません。
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ハエトリグサ(ハエトリソウ)にはどんな種類があるの?
ハエトリグサ(ハエトリソウ)と言っても、葉っぱが上を向く「エクレタ型」と、一輪の花のような葉を付ける「ロゼット型」では見た目が結構違います。
とはいえ原種は1属1種のみで、そこから品種改良された種がほとんどなので、見た目の違い以外は他の食虫植物のような栽培環境の差をつける必要はほとんどありません。
ここでは国内で出回っている代表的な種や一際目立つ人気な種などを紹介していきます。
代表種
ディオネア・マスシプラ オールドタイプ Dionaea・muscipula "oldtype"
日本で最も栽培されている方が多い種です。
ホームセンターやお花屋さんなどで販売されているハエトリグサ(ハエトリソウ)はほとんどがマスシプラ・オールドタイプになります。
全体が綺麗な黄緑色をしており、捕食の葉の中央が少し赤みがかっています。
エクレタ型
ディオネア・マスシプラ レッドピラニア Dionaea・muscipula "Red piranha"
この種はハエトリグサ(ハエトリソウ)レッドピラニアと販売されることが多いです。
育ってくると、鮮やかな赤紫色の捕虫葉になり、その色味から非常に人気です。
ディオネア・マスシプラ シャークティース Dionaea・muscipula "Shark teeth"
地面近くに捕虫葉を付けることが多いハエトリグサ(ハエトリソウ)の中で、まるで首のような茎をにょろっと伸ばし、綺麗な黄緑色の捕食葉を付ける種です。
葉の棘が短くギザギザしているのがサメに似ていることからこの名が付けられました。
ディオネア・マスシプラ レッドドラゴン Dionaea・muscipula "Red dragon"
1990年代後半から市場で販売されるようになった種で、ハエトリグサ(ハエトリソウ)赤い竜としても販売されています。
こちらも首のような茎が長いのが特徴です。
ロゼット型
ディオネア・マスシプラ ビッグマウス Dionaea・muscipula "big mouth"
ハエトリグサ(ハエトリソウ)の中でも特に大きな捕虫葉を付けるのがビッグマウスです。
内側が色鮮やかな赤色になり、短い葉柄なのも特徴です。
たまにホームセンターなどでオールドタイプに交じって販売されてたりもします。
人工交配種ってどうなの?
ハエトリグサ(ハエトリソウ)を育てるなら、人工交配種ではなく、オリジナルのマスシプラ・オールドタイプが良いというこだわりのある方もいるかも知れません。
栽培難易度はどの種もほとんど変わらないのと、価格帯もお手頃な価格帯なので、原種にこだわらずに見た目が好みのハエトリグサ(ハエトリソウ)を育てることをオススメします。
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ハエトリグサ(ハエトリソウ)ってどこで買えるの?
ハエトリグサ(ハエトリソウ)含む食虫植物って、いざ欲しいとなると中々見つからなかったりします。
それもそのはず、販売時期や、販売しているリアル店舗は限られているのです。
気になっていざ育てようかな、と思った時に、お住まいの近隣で販売されているかを事前に把握しておかないと、 予想以上に探すのが大変だったりします。
今はWEBもあるので、ECや専門店で購入できるのですが、 特に初めて買う、という時はやっぱり実物を見て選びたいですよね。
目安の販売時期
販売が始まる目安:3月
最も販売個数が多い:4月〜6月
探せば手に入る:7月〜10月
WEB以外だと見つけるのが難しい:11月〜2月
だいたい3月の頭くらいから、販売されると言われています。 ハエトリグサ(ハエトリソウ)は日本の気候でストレスなく栽培できるのですが、冬は休眠させる必要があります。
冬はネット以外で入手するのは直売所やイベントを除くとかなり難しいでしょう。
市場に出回るのは大体4月くらいからなので、気温が上がってきてそろそろ半袖も着れるかな、というタイミングが最も良いと思います。
いくらくらいで買える?
食虫植物の中でも、お手頃な価格帯なのがハエトリグサ(ハエトリソウ)の魅力の1つだと言えます。
手のひらサイズなら500円くらいから1000円ほど、
3号〜5号くらいのサイズだと2000円から4000円くらいで購入できます。
どこで売ってるの?
リアル店舗では以下のようなお店に売ってることが多いです。 (多いといっても、食虫植物は人気の観葉植物と比較するとニッチなので、お店によりけりです)
- ホームセンター
- 園芸専門店
- お花屋さん
- 植物園の売店
- ペットショップ
検索エンジン(GoogleやYahoo!など)を使って近場のお店を検索しても中々売っているかわかるお店って少ないんですよね。
例え、販売していると明記されていても、時期がズレると全く販売していなかったりします。
100%販売していると言えるのは上記のようなお店より、食虫植物関連のイベントに行くのが良いと思います。
季節によっては植物園で「食虫植物展」を開催していたりもします。
チェーン系のホームセンターだったらほとんどのお店で販売されていたので、「食虫植物を販売しているお店」を把握すると案外すぐ見つかるかも知れません。
ホームセンターで購入
- コーナン
ホームセンターといっても色々なお店がありますし、 食虫植物が販売されているかはやっぱりお店に行ってみないとわかりません。
その中でも、6月〜8月にかけて色々なホームセンターを回ってみたのですが、ほぼ100%取り扱っていたのが、「コーナン」です。
ここでは手のひらサイズの食虫植物が販売されていました。
ハエトリグサ(ハエトリソウ)表記の個体がほとんどでした。おそらくほぼマスシプラ・オールドタイプで価格は500円から1000円程度でした。
もう一つのお店は
- 東急ハンズ
です。
東急ハンズってビル全体が東急ハンズになっている大型店と、商業施設に入っているインショップの2パターンがありますが、 大型店の場合だと販売している確率が高いです。
インショップだと販売スペースが限られているためか、僕は販売されているのを見かけたことがないです。
東急ハンズもコーナンと同様におそらくほぼマスシプラ・オールドタイプがほとんどです。
ネットで購入
最も手頃に購入できるのはやはりネットショップになります。
特に住まいの近くにホームセンターがなかったり、探し歩く労力をかけたくない方はネットの方が良いかもしれません。
一つは3大モールです。
特に楽天やYahoo!ショッピングはビッグマウスやレッドピラニアなどが販売されていたりもします。
ネットは直で個体を確認したりはできないので、お店や商品のレビューをしっかり確認してからの購入をお勧めします。
最近は親切な店舗の担当者が多いので、心配な方は一度問い合わせてみてから購入を検討するのも良いかもしれないですね。
季節問わず販売しているのと、ホームセンターやショッピングモールでは手に入らない種が手に入るのが最も強みと言えるのではないでしょうか。
いくつものショップがあるのですが、個人的にお勧めしたいのは下記のお店です。
山田食虫植物農園が運営しており、種類の豊富さ、個体の状態の良さなどでマニアに人気なようです。
ネットでの購入に抵抗がなければ、利用してみてはいかがでしょうか。
直売所やイベントなどで購入
食虫植物愛好家の団体が不定期で開催している直売会や、 「食虫植物」関連のイベントなどでも購入ができます。
僕は夏に大阪の植物園で開催していた、「虫を食べる植物展」でハエトリグサ(ハエトリソウ)が販売されているのを見つけました。
訪れた日は常設ショップでの販売しかしていなかったのですが、日によっては直売会が開かれているようでした。
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気になったら一度購入してみては?
何事もやってみないとわからないとは思うので、ハエトリグサ(ハエトリソウ)が気になる方はぜひ育ててみてはいかがでしょうか。
僕は昔から気にはなっていたのですが、中々購入する勇気がでず、大人になって初めて購入しました。
食虫植物の中でも特に見た目が特殊なハエトリグサ(ハエトリソウ)は、やはり育てている人にしかわからない魅力がどんどん見えてくるのでしょう。
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ハエトリグサ(ハエトリソウ)を育ててみよう
ハエトリグサ(ハエトリソウ)の生息域や育て方、購入方法までご紹介してきました。
虫を捕まえる独特な見た目と構造は一度ハマると、とても愛着のわく植物だと思います。
特に生長スピードの速い、春から秋にかけては日に日に捕虫葉が大きくなったり、赤味が増してきたりと、 毎日見てても飽きることはありません。
また、室内のインテリアとしてもハエトリグサ(ハエトリソウ)がいるだけで雰囲気がガラッと変わります。
ぜひこの機会に育ててみてはいかがですか。
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