ドロセラ(モウセンゴケ) 食虫植物

【食虫植物モウセンゴケ(ドロセラ)種類・品種】栽培が難しい高山に生息する寒地性【計6種】

  1. HOME >
  2. 食虫植物 >
  3. ドロセラ(モウセンゴケ) >

【食虫植物モウセンゴケ(ドロセラ)種類・品種】栽培が難しい高山に生息する寒地性【計6種】

モウセンゴケ(ドロセラ)は200種以上の食虫植物!

この記事はこのような方にオススメ

  • モウセンゴケ(ドロセラ)にどんな種類があるのか知りたい
  • 特徴を知りたい
  • 寒地性の種を知りたい

モウセンゴケ(ドロセラ)はその特徴的な見た目と育てやすさから、特に人気のある食虫植物といえます。

世界に200種以上いる食虫植物なのはご存じですか?

生息域もほかの食虫植物と比較すると広域で、北半球から南半球までの高山、寒地、湿地に生息しています。

「寒地性」「温帯性」「熱帯性」の3つに分類されるモウセンゴケ(ドロセラ)の中で、

栽培難易度が高い「寒地性」食虫植物のモウセンゴケ(ドロセラ)は主に、

高山など高地に生息している種を指します。

市場に出回っている数も少なく、レアな種がほとんどですが、

見た目も「温帯性」「熱帯性」とはまた違った印象があり、食虫植物好きがいつかは育ててみたいと思うような魅力が詰まっています。

「寒地性」モウセンゴケ(ドロセラ)をまとめて紹介しているのは、

おそらく日本ではこのブログだけです。笑

ここで紹介している種を知れば、あなたも明日から食虫植物マニアになれますよ。

ネぺ吉
最後までよんでみてね
はーい
ネペ花

食虫植物の中でも栽培は難しい?

ひとえに食虫植物といっても数多くの種が世界中に生息しています。

食虫植物の共通点として枯渇した土壌で独自に進化してきているのですが、

例えばネペンテス(ウツボカズラ)は東南アジアの熱帯地域、サラセニア(ヘイシソウ)はアメリカ南部や東部、セファロタス(フクロユキノシタ)はオーストラリアの限られた地域のみに生息している、など環境は様々です。

栽培する上で最も大事なのが生息している種の環境にいかに近づけられるかというのがポイントになるのですが、

今回紹介する寒地性モウセンゴケ(ドロセラ)は主に南半球の高山など気温の低い地域に分布しています。

高山というのは場所によって環境が大きく異なり、熱帯地域の高山は低温高湿、

日本のような四季のあるような高山だと低温低湿となります。

そのため、特に夏は注意が必要で十中八九、夏の環境に手を焼きます。

ただし、寒地性モウセンゴケ(ドロセラ)ならではの見た目や独特な雰囲気が楽しめるというのが、

非常に悩ましいところですよね。

詳細はコチラ
【食虫植物モウセンゴケ(ドロセラ)育て方】食虫植物の入門種!?水やり、管理方法って?用土や植え替えの時期、オススメの栽培方法など

続きを見る

小型種しかいない?寒地性モウセンゴケ(ドロセラ)

200種以上が確認されているモウセンゴケ(ドロセラ)ですが、

同じ種だとしても見た目は本当に様々です。

「温帯性」は多種多様で、ロツンデフォリアやスパスラタのような小型種から、

カペンシスやビナータのような大型種もいます。

「熱帯性」のモウセンゴケ(ドロセラ)は少しサボテンのような少し乾燥気味の葉で、

トゲトゲした印象の種が多いです。

「寒地性」は高山に生息し独自の進化を遂げていることから、小型で一風変わった見た目がほとんどです。

寒さに耐えるためにいわば隔離された高山で何万年もかけて、オリジナルな形状に進化していったということですね。

色々な種類を知り、自分好みの種を探すのも楽しいですよ。

関連ページ
【食虫植物モウセンゴケ(ドロセラ)種類・品種】定番のビナータやカペンシス、人気のブルマニーなど【計11種】

続きを見る

関連ページ
【食虫植物モウセンゴケ(ドロセラ)種類・品種】オーストラリアなど南半球に生息する熱帯性【計10種】

続きを見る

ドロセラ・マーフティ

タスマニア西部に生息し、

捕食用の葉を1つ、もしくは2つしか付けません。

ぱっと見、モウセンゴケ(ドロセラ)って気付けますか?笑

詳細はコチラ
【ドロセラ・マーフティ】独自の進化を遂げた新種のモウセンゴケ(ドロセラ)。基本情報や特徴など

続きを見る

ドロセラ・アルクチュリ

マーフティ同様にタスマニアに生息しているため、

見た目が近いです。

腺毛は赤いですが、捕虫葉の色が葉や環境によって緑系から栗色まで

あります。

詳細はコチラ
【ドロセラ・アルクチュリ】高山に生息する小型のモウセンゴケ(ドロセラ)。基本情報や特徴など

続きを見る

ドロセラ・ステノペタラ

ニュージーランドの高山に生息していて、

寒さにはかなり強いと言われています。

枝豆?のような丸みのある捕虫葉はステノペタラならではの見た目です。

詳細はコチラ
【ドロセラ・ステノペタラ】栽培難易度が高く入手困難のモウセンゴケ(ドロセラ)。基本情報や特徴など

続きを見る

ドロセラ・ユニフローラ

チリに生息していて、

モウセンゴケ(ドロセラ)の中でもほとんどない、捕虫葉も含めて全て赤い色味が特徴です。

詳細はコチラ
【ドロセラ・ユニフローラ】鮮やかな赤みのモウセンゴケ(ドロセラ)。基本情報や特徴など

続きを見る

ドロセラ・リネアリス

ここで紹介する種の中では唯一北半球北アメリカの五大湖やカナダ西部などに生息しています。

アメリカのミネソタ州では絶滅危惧種に指定されていて、非常に個体数が少ないです。

詳細はコチラ
【ドロセラ・リネアリス】栽培難易度が高く入手困難のモウセンゴケ(ドロセラ)。基本情報や特徴など

続きを見る

ドロセラ・ビローサ

南アメリカの500mから2000mまでの広域に生息していて、

触手のように伸びた捕虫葉を付けます。

詳細はコチラ
【ドロセラ・ビローサ】ブラジル高山のモウセンゴケ(ドロセラ)。基本情報や特徴など

続きを見る

モウセンゴケ(ドロセラ)をもっと知りたい?おすすめスポット

育てる前に実物を見てみたい、興味はあるけど育てるまではいかない、という方にはモウセンゴケ(ドロセラ)を直接見に行ってみてはどうでしょうか。

僕は10年程前から食虫植物を育ててみたいという気持ちがあったのですが、なかなか、いざ購入し育てる、というところまでには時間がかかりました。

ここでは食虫植物が数多く見られる植物園を紹介します。

既に育てている方なら尚更楽しいと思います。

東京、新宿御苑

世界一、人口密度の高い(?)新宿にある「新宿御苑の大温室」です。

新宿御苑自体が大きな公園になっているので、大温室以外にも原っぱでピクニックしたり、近場の飲食店に寄ったりもでき、一日中楽しめるのも良いです。

東京、夢の島

新木場にある「夢の島熱帯植物館」です。

ここは「食虫植物コーナー」が併設されていて、数多くの食虫植物を見ることができます。

都内では最も種類が豊富なのではないでしょうか?

大阪、 咲くやこの花館

関西きっての食虫植物を取り扱う「咲くやこの花館」では常設展でも十分に多種多様な食虫植物を見ることができます。

ここの特徴は亜熱帯と高山帯、どちらの食虫植物も見れることではないでしょうか。

食虫植物の聖地?兵庫フラワーセンター

日本国内で食虫植物好きに最も有名な植物園といえばここでしょう。

「食虫植物の聖地」と言われるくらい数多くの食虫植物が栽培されており、「食虫の神」と呼ばれる栽培のスペシャリストが在籍しています。

まだ僕は行ったことがないのですが、兵庫に足を運んだら必ず行きたい植物園です。

植物園

2023/4/10

【熱川バナナワニ園】なぜバナナとワニ?伊豆にある熱川バナナワニ園に行ってきた

Contents-目次- そうだ、バナナワニ園に行こう熱川バナナワニ園に向かうバナナワニ園 本園・植物園バナナワニ園 別館バナナワニ園 本園・ワニ園なぜ、バナナとワニ?そうだ、バナナワニ園に行こう 2月某日、伊豆半島にグランピングに行くことになりました。 そこで、前々から気になっていた「バナナワニ園」、どうやら食虫植物もいそう。 というかバナナワニ園ってなんか気になる。 そう思い立って、行くことにしました。 事前予約 2023年2月では事前予約不要でした! コロナが感染症5類に移行する方針が決まっているた ...

ReadMore

イベントレポート 植物園

2022/11/29

【箱根湿生花園】約100種700点の食虫植物が展示!?夏開催の食虫植物イベント&即売会「世界の食虫植物展」【2022年食虫植物イベント】

猛暑が続いていた8月も涼しい日が出てきて夏の終わりを感じさせます。 あっという間に過ぎ去った今年の夏最後の食虫植物イベントとして、 8月某日、箱根湿生花園で開催中の「世界の食虫植物展」に行ってきました。 今回も即売会に行くために事前に予定を合わせて、一か月以上前から楽しみにしていました。 そして今回は野外の植物園なため、今までの温室とはまた違った雰囲気なんじゃないかと想像しながら、 どんな食虫植物が見れるのか、凄くワクワクしています。笑 探している食虫植物がいたら購入しようかと思っています。 ネぺ吉箱根ま ...

ReadMore

イベントレポート 植物園

2022/11/29

【神代植物公園】夏開催の食虫植物イベント&即売会「真夏の植物ワンダーランド夏休み特別企画”食虫植物展”」【2022年食虫植物イベント】

猛暑が続く8月は小学生や中学生が夏休みの時期ですね。 8月某日、神代植物公園で開催中のイベント「夏休み特別企画”食虫植物展”」に行ってきました。 どんな食虫植物が見れるのか、凄くワクワクしています。笑 そして今回も即売会もやっているとのことなので、 探している食虫植物がいたら購入しようかと思っています。 ネぺ吉それにしても暑かったね、、 暑かったぁ、、もうへとへと、、ネペ花 ネぺ吉大変だったよね、、笑 よかったら最後まで読んでね~ 神代植物公園 イベント「真夏の植物ワンダーランド in 神代植物公園」 ( ...

ReadMore

夢の島熱帯植物館

イベントレポート 植物園

2022/11/29

【夢の島熱帯植物館】夏開催の食虫植物イベント&即売会「食虫植物と太古のいきもの展」【2022年食虫植物イベント】

季節も夏となり、今年の7月は例年よりも暑い日が続いていますね。 まさに「食虫植物の夏2022」といわんばかりの日に、 夢の島熱帯植物館で開催中のイベント「食虫植物と太古のいきもの展」に行ってきました。 4月にも一度訪れた場所なのですが、このようなイベントをやっている時に行かないわけにはいかないのが食虫植物が好きと言える所以だと勝手に思っています。 どんな食虫植物が見れるのか、凄くワクワクしています。笑 そして今回は「ヒーローズピッチャープランツ」の即売会もやっているとのことなので、 気に入った食虫植物がい ...

ReadMore

植物園

2022/11/29

【板橋区立熱帯植物館(グリーンドームねったいかん)】板橋区の熱帯雨林!?食虫植物好きにオススメの植物園

気温が30度も超えるようになってきた6月中旬、 いよいよ食虫植物のシーズン真っ只中です。 世の中が食虫植物の情報で溢れる季節は最高ですね。笑 梅雨入りもし、特にネペンテス(ウツボカズラ)など熱帯系の植物が最も生長する時期でもあります。 そんな6月某日、気温25度を超える少しだけ曇りの日に「グリーンドームねったいかん」とも呼ばれている、板橋区立熱帯環境植物館に行ってきました。 ネぺ吉楽しい植物園だったよ 最後まで読んでねえネペ花 ここも都内で食虫植物が見れる植物園ということで、去年からずっと行きたかった場所 ...

ReadMore

植物園

2022/11/29

【夢の島熱帯植物館】海の上のジャングル?新木場にある、食虫植物好きにオススメの植物園

季節も夏間近となり、暖かい日が続くようになってきた4月下旬。 気温が上がってくると、食虫植物のシーズンが到来したなっていう気にもなります、、よね? そんな4月某日、気温25度を超える快晴の日に夢の島植物園に行ってきました。 ネぺ吉夢の島植物園めっちゃよかったよ 最後まで読んでね~ネペ花 ここは食虫植物が数多く見れる植物園ということで、去年からずっと行きたかった場所です。 凄くワクワクしています。笑 Contents-目次- そうだ、夢の島植物園に行こう①夢の島植物園に向かう②夢の島植物園③新木場夢の島には ...

ReadMore

都会のど真ん中にある温室!新宿御苑の大温室に行ってきた56

植物園

2022/9/19

都会のど真ん中にある温室!新宿御苑の大温室に行ってきた

先日、新宿御苑の大温室に行ってきました。 ネペンテス(ウツボカズラ)のコーナーも含めて、これが都会のど真ん中にある温室なのか?というくらい見所満載でした。 新宿御苑は園内も非常に広いので、都会にいながら、都会の喧騒を忘れられる場所だと思います。 人混みや都会に疲れた方にぜひオススメです。 Contents-目次- そうだ、新宿御苑に行こう①新宿御苑に向かう②新宿御苑の大温室③新宿御苑は他にも楽しめるところが沢山あるそうだ、新宿御苑に行こう 夏の暑さも和らいできた初秋、最近は台風もチラホラ来ていますが、天気 ...

ReadMore

イベントレポート 植物園

2022/8/4

大阪の植物園 咲くやこの花館 イベント「虫を食べる植物展2021」②

前回の続き。 前回の記事はコチラから。イベント概要なども下記の記事内にあります。 大阪の植物園 咲くやこの花館 イベント「虫を食べる植物展2021」② 常設展を見終わり、案内通り「花回廊」へ。 花回廊 1階にあるイベントスペースへの途中に、その外周に「花回廊」がありました。 今回のイベントに合わせたであろう食虫植物の絵がずらり。 ネペンテスはウツボカズラ表記になっていますね。 プロの方が描いた絵は非常にクオリティが高い。 図鑑以外でなかなか目にすることがない忠実な絵はとてもリアルです。 また、花回廊の途中 ...

ReadMore

イベントレポート 植物園

2022/8/4

大阪の植物園 咲くやこの花館 イベント「虫を食べる植物展2021」①

先日、大阪旅行に行った際に花博記念公園にある、咲くやこの花館に行ってきました。 「虫を食べる植物展」というタイトルの通り、食虫植物の特にネペンテス(ウツボカヅラ)が想像以上にたくさんありました。 植物館の食虫植物イベントは、ネペンテス(ウツボカズラ)をたくさん見れたので足を運べる方はぜひオススメです! ※当記事は「咲くや この花館」の利用規約に基づいて作成しています。 Contents-目次- 大阪の植物園 咲くやこの花館 イベント「虫を食べる植物展2021」開催概要①咲くやこの花館に向かう②大阪の植物園 ...

ReadMore

イベントレポート 植物園

2022/8/4

上野国立科学博物館 特別展「植物 地球を支える仲間たち」※大阪市立自然史博物館の追記あり

2021年8月某日、兼ねてから楽しみにしていた上野国立科学博物館の特別展、「植物 地球を支える仲間たち」に行ってきました! ひとことで言うと「植物ってめっちゃすごい」でした! コンセプトは恐らく「親子で楽しめる植物展」なのかなと思うのですが、 大人だけで言っても十分に楽しめますし、知らないことがいっぱいありました。 どのような食虫植物が展示されていたのかも紹介します! ※当記事はplants.exhibit.jp(特別展 植物 地球を支える仲間たち)の利用規約に基づいて作成しています。 ※展示の写真は撮影 ...

ReadMore

モウセンゴケ(ドロセラ)を育ててみよう

ひとえにモウセンゴケ(ドロセラ)といっても、さまざまな見た目があります。

最初は1鉢だけだったけど気づいたら、、という栽培家の方も珍しくありません。

「寒地性」モウセンゴケ(ドロセラ)はウツボカズラ(ネペンテス)のハイランド種並みの設備が必要なのと、

価格も10000円、20000円するものも多いので、中々参入障壁は高く入手も困難ですが、

食虫植物の栽培に自信がついてきたら挑戦してみてもいいかもしれません。

ネペ花
最後まで読んでくれてありがとう
他のページも読んでみてね~
ネぺ吉
関連ページ
【食虫植物モウセンゴケ(ドロセラ)購入方法・販売価格】ホームセンターから人気のネットショップなど

続きを見る

関連ページ
【食虫植物モウセンゴケ(ドロセラ)とは】世界に200種以上生息している食虫植物。捕食の仕組みや花言葉、人気な種って?

続きを見る

他の食虫植物を知りたい方はコチラ
【食虫植物とは】不思議な食虫植物は800種以上!?奇妙な見た目や魅力は捕食方法から4つに分けることができる?人気種から、生息域、特徴、捕食の仕組みなど

続きを見る

  • この記事を書いた人

ネペ吉

ネペンテス(ウツボカズラ)にハマった食虫植物。 仕事はセレクトショップにて8年経験ののちWEB業界に転職した。 柴犬を飼って、自然に囲まれた場所で生活をすることが夢。

-ドロセラ(モウセンゴケ), 食虫植物
-,