ミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)はタヌキモ科タヌキモ属の食虫植物!
この記事はこのような方にオススメ
- ミミカキグサ(ウトリクラリア)にどんな種類があるのか知りたい
- 特徴を知りたい
- 栽培しやすい種を知りたい
ミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)は世界で最も広域に繁栄している食虫植物で、約250種以上が確認されています。
ウトリクラリアに属するタヌキモとミミカキグサは種のおよそ15%が水生、80%が陸生、残りは着生や岩生の植物です。
日本で分類されている呼び名と学名が混同していて非常にわかりずらいのですが、
主に、4つに分類されます。
・水生植物
・陸生植物
・着生植物
・岩生植物
このうち、日本でミミカキグサと呼ばれる陸生植物は属全体の80%ほどを占めます。
ここではミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)の紹介をしていきます。
定番種から、人気種まで形はさまざま
ミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)は日本含むユーラシア大陸やアメリカ大陸、オーストラリア大陸などに広く分布している食虫植物です。
見た目も雰囲気も全く異なるような種が多く存在します。
住む環境によって同じ属性であっても全く異なる植物に見えるのは不思議ですよね。
ここでは「日本在来種」「世界にいる品種」としていくつか紹介していきます。
色々な種類を知り、好みの種を探すのも楽しいですよ。
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日本ミにいるミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)
日本ではかつては4種のミミカキグササ(陸生ウトリクラリア)が確認されていましたが、
県によっては絶滅してしまった種も存在します。
ウトリクラリア・ビフィダ Utricularia.bifida(和名:ミミカキグサ)
日本でミミカキグサとして総称されるようになった種です。
高さ10㎝ほどの花弁を伸ばし、黄色い花を咲かせます。
日本、オーストラリア、中国、マレーシアに分布しています。
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ウトリクラリア・カエルレア Utricularia.caerulea(和名:ホザキノミミカキグサ)
日本以外にもインドや中国に自生しているミミカキグササ(陸生ウトリクラリア)です。
紫色に縦の白いラインが入ったような花を咲かせます。
ウトリクラリア・ウリジノーサ Utricularia.uliginosa(和名:ムラサキミミカキグサ)
濃い青色~紫色の花を咲かせるミミカキグササ(陸生ウトリクラリア)です。
こちらも日本以外にも東南アジアで生息しています。
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世界のミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)
世界にも数多くのミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)が確認され、日本でも多く輸入されています。
その中でも特に人気な種を紹介します。
ウトリクラリア・リビダ Utricularia.livida (和名:イチョウバミミカキグサ)
とても丈夫でホームセンターやお花屋さんでもよく販売されている種です。
南アフリカとメキシコ原産のミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)で、
白と紫色が混ざったような薄紫色の花を咲かせるのが特徴です。
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ウトリクラリア・ワーブルギー Utricularia.warburgii (和名:クリオネミミカキグサ)
中国原産で、別名クリオネソウとも呼ばれています。
宇宙人のような、不思議な花の形がとても可愛く、女性にも人気の食虫植物です。
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ウトリクラリア・ロンギフォリア Utricularia.longoforia (別名:大輪ミミカキグサ)
ブラジル原産の細長い葉を付ける大型種で、リビダの近親種と言われています。
洋ランのような紫色の花を咲かせます。
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ウトリクラリア・サンダーソニー Utricularia.sandersonii (和名:ウサギゴケ)
低地の岩上などに生える、南アフリカ固有種です。
花の形が兎に似ていることから日本ではウサギゴケと呼ばれ、薄い紫色の小さな花をたくさん咲かせます。
その見た目の可愛さや寒さに強い点などから人気の種です。
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ウトリクラリア・カリキフィダ Utricularia.calycifida
南アメリカ大陸の固有種でブラジルやベネズエラなどに生育しています。
綺麗な薄ピンク色の花を咲かせることから、交配種も作られています。
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ミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)をもっと知りたい?おすすめスポット
育てる前に実物を見てみたい、興味はあるけど育てるまではいかない、という方はミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)を直接見に行くのも良いです。
僕は10年程前から食虫植物を育ててみたいという気持ちがあったのですが、なかなか、いざ購入し育てる、というところまでには時間がかかりました。
ここでは食虫植物が数多く見られる植物園を紹介します。
東京、夢の島
新木場の夢の島にある「夢の島熱帯植物館」です。
植物館のある場所が公園で、運動場などがあります。近くに飲食店はないので、持参するか駅まで食事を済ませてから向かうのをオススメします。
東京、新宿御苑
世界一、人口密度の高い(?)新宿にある「新宿御苑の大温室」です。
新宿御苑自体が大きな公園になっているので、大温室以外にも原っぱでピクニックしたり、近場の飲食店に寄ったりもでき、一日中楽しめるのも良いです。
大阪、 咲くやこの花館
関西きっての食虫植物を取り扱う「咲くやこの花館」では常設展でも十分に多種多様な食虫植物を見ることができます。
ここの特徴は亜熱帯と高山帯、どちらの食虫植物も見れることではないでしょうか。
食虫植物の聖地?兵庫フラワーセンター
日本国内で食虫植物好きに最も有名な植物園といえばここでしょう。
「食虫植物の聖地」と言われるくらい数多くの食虫植物が栽培されており、「食虫の神」と呼ばれる栽培のスペシャリストが在籍しています。
まだ僕は行ったことがないのですが、兵庫に足を運んだら必ず行きたい植物園です。
ミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)を育ててみよう
ひとえにミミカキグサ(陸生ウトリクラリア)といっても、さまざまな見た目があります。
最初は1つだけだったけど気づいたら、、という栽培家の方も珍しくありません。
もしこの中でも気になった種がいたら、実店舗やネットで探してみるのはいかがでしょうか。
一度その魅力に気付くと、きっとハマりますよ。
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