ファイザリアナやマキシマと関係性があると言われているボッシアナ。
1839年には正式に公表されていた種で、
食虫植物の中でも特に歴史があります。
今回はそんなネペンテス・ボッシアナを紹介していきます。
ネペンテス・ボッシアナってどんな食虫植物?
分類から生息場所など
ボッシアナの特徴を紹介します。
オススメ度 | ★★★★★ |
栽培しやすさ | ★★★ |
入手しやすさ | ★★ |
価格の手頃さ | ★★ |
見た目の良さ | ★★★★★ |
※見た目の良さは完全に主観です
分類
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ナデシコ目 | Caryophyllales |
科 | ウツボカズラ科 | Nepenthesceae |
属 | ネペンテス属 | Nepenthes |
種 | ネペンテス・ボッシアナ | Nepenthes.boschiana |
1839年に公表された、とても歴史のある種です。
ただし、普及は近年まではほとんどしておらず、
2010年代前半までは入手困難でした。
ボッシアナとして販売されている個体は、
原種もしくはマキシマ系の交配種を呼ぶことがありますが、
マキシマ系の交配種は本来のボッシアナではありません。
名前の由来
名前の由来は不明です。
捕虫袋の大きさ
サイズは最大で20cmから25cmほどで、
中型サイズです。
捕虫袋の特徴
細長く、グリーンの色がベースとなっていて、
赤紫色の斑模様が入ります。
くびれもあり、印象としてはマキシマよりも、
アラータの方が形が近いような気がします。
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ネペンテス・ボッシアナの生息域
参考程度ですが、ボッシアナの生息域の環境です。
最低 | 最高 | |
標高 | 1200m | 1800m |
日中の気温 | 23℃ | 29℃ |
夜間の気温 | 13℃ | 19℃ |
ファイザリアナやマキシマ、エイマエなどの
近親種と言われています。
生息場所
ボルネオ島の固有種で、
山の中腹から標高の高い地域まで生息しています。
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ネペンテス・ボッシアナの価格
国内、海外問わずとても人気の種ですが、
普及はそこまでしていません。
ネペンテス・ボッシアナの相場
原種は比較的高価で、
価格は10000円から30000円ほどします。
ネペンテス・ボッシアナが購入できるお店
ネットであれば、原種・交配種ともに、
購入することができます。
食虫植物の専門ショップで探すのが良いです。
ネペンテス・ボッシアナの交配種
ボッシアナはさまざまな交配が行われていて、
スマトラ―ナやトランカータの交配種をよく見かけます。
原種は高価なので、あえて交配種を狙うのも良いかもしれないですね。
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ネペンテス・ボッシアナを育ててみよう
個性的なネペンテス(ウツボカズラ)の中でも、
古くから認知されていただけあって、
有名な種ではありますが、最近まで国内での販売がなかったため、
栽培している方は多くはありません。
気になる方はぜひ育ててみてください。
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