日本ではムラサキウツボカズラという名前で戦前から栽培されてきた、定番種のネペンテス・マキシマ。
袋は比較的大きく、赤紫ベースに緑の斑点模様と、波打つ葉が特徴です。
そんなネペンテス・マキシマの育て方やオススメの栽培方法などをご紹介していきます。
ネペンテス・マキシマ(ムラサキウツボカズラ)の基本情報
オススメ度 | ★★★ |
栽培しやすさ | ★★★★ |
入手しやすさ | ★★★ |
価格の手頃さ | ★★★★ |
見た目の良さ | ★★★★ |
※見た目は完全な主観です
分類
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ナデシコ目 | Caryophyllales |
科 | ウツボカズラ科 | Nepenthesceae |
属 | ウツボカズラ属 | Nepenthes |
種 | ネペンテス・マキシマ | Nepenthes.maxima |
マキシマは古くから人工交配種の両親として活用されてきた種で、ミクスタやダイエリアーナなどの人気種が存在しています。
生息場所
ニューギニア北西部、ボルネオ、セレベスなどの40m〜2600mに生息しています。
木々の生い茂った雲霧林帯で発見されることが多く、ネペンテス(ウツボカズラ)の中では広域に分布しています。
日本で出回っている個体は低地系が多いと言われてはいますが、ハイランド系のマキシマもあるので要注意です。
捕虫袋の大きさ
マキシマは中位の袋をつけ、10cmから25cmほどのサイズになります。
捕虫袋の特徴
下位袋と上位袋で見た目に大きな差が出るのがこの種の特徴で、
下位袋は丸みを帯びた筒状になり、多数の赤紫色の斑点を付けます。
上位袋は細身で斑点がほとんど出ません。
また、下位袋、上位袋ともに全体的に細く、毛のはえた翼も特徴的です。
葉の特徴
あまり波は打たず少し広がった葉を付けるのが特徴です。
緑色に所々に赤みの斑点のようなものをつける場合もあります。
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ネペンテス・マキシマ(ムラサキウツボカズラ)の育て方
参考程度ですが、マキシマが生息している標高を元に算出した理想の環境です。
最低 | 最高 | |
標高 | 40m | 2600m |
日中の気温 | 19℃ | 34℃ |
夜間の気温 | 9℃ | 24℃ |
捕虫袋はあまり大きくはならないですが、それなりの栽培スペースが必要になります。
ローランド系とハイランド系で求められる環境が大きく異なるので、
個体によって様子を見てどの環境が適しているか見極める必要があります。
日本ではローランド系が多いので、まずは低地の環境にしてみて、上手く生長しないようであれば、涼しい環境に移してみてください。
ネペンテス・マキシマ(ムラサキウツボカズラ)の栽培表
日照度合い | 50%程度の遮光 |
水やり頻度 | 頻繁に与える |
乾燥 | あまり強くない |
マキシマは個体によって標高差がある種なので、様子を見つつになります。
適度な水が必要ですが与えすぎるのも良くはありません。
日当たり
ネペンテス(ウツボカズラ)は日の当たる場所を好みますが、強すぎる日光はNGです。
遮光できるくらいの陽の光で十分に育ちます。 特に夏は直射日光と温度に注意しましょう。
水やり
気温の高い夏は用土が乾いたら頻繁に水やりをしてください。
空中湿度が重要なので、葉水を適度に与えると良いです。
用土
水苔もしくは鹿沼土などの保水性が良いものがオススメです。
栽培環境によって相性はありますが、 水苔で育てれば間違いないでしょう。
オススメの栽培方法
ローランド系のマキシマであれば冬の保温さえしっかりすればそこまで難しくはありません。
それなりに大きくなるので、少し大きめの鉢での栽培がオススメです。
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ネペンテス・マキシマ(ムラサキウツボカズラ)の価格
ネペンテスの中では入手しやすくお手頃な価格帯です。
栽培もローランド系であれば難しくないため、入門種の一つと言われています。
ネペンテス・マキシマ(ムラサキウツボカズラ)の相場
小さいサイズは1000円から3000円ほどで販売されています。
5号より大きくなると5000円を超えるものもあります。
ネペンテス・マキシマ(ムラサキウツボカズラ)が購入できるお店
ホームセンターやお花屋さん、園芸店でもよく販売されています。
ネットではマキシマとの交配種もあるので、色々な種類を見たい時にはオススメです。
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ネペンテス・マキシマ(ムラサキウツボカズラ)を育ててみよう
和名のムラサキウツボカズラという名の通り、赤紫色の斑点が特徴的なマキシマ。
手頃に入手できるので、初めてネペンテス(ウツボカズラ)を育てたいという方にもオススメです。
ぜひこの機会にマキシマの栽培に挑戦してみてはどうでしょうか。
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