赤く大きな襟と丸いフォルムが
特徴的なロブカントレイ。
ハイランドでは最大級の大きさになります。
以前はトランカータやビーチーの高山型と考えられていました。
今回はロブカントレイを紹介していきます。
ネペンテス・ロブカントレイってどんな食虫植物?
ハイランド種の中でも人気が高く、
栽培は比較的難しいと言われているロブカントレイ。
分類から生息場所などロブカントレイの特徴を紹介します。
オススメ度 | ★★★★★ |
栽培しやすさ | ★★ |
入手しやすさ | ★ |
価格の手頃さ | ★★ |
見た目の良さ | ★★★★★ |
※見た目の良さは完全に主観です
分類
分類 | 被子植物 | angiosperms |
真正双子葉類 | eudicots | |
コア真正双子葉類 | core eudicots | |
目 | ナデシコ目 | Caryophyllales |
科 | ウツボカズラ科 | Nepenthesceae |
属 | ネペンテス属 | Nepenthes |
種 | ネペンテス・ロブカントレイ | Nepenthes.robcantleyi |
1997年にミンダナオ島の高山で発見されましたが、
トランカータのような扇の葉と酷似していたことから、
最初はトランカータの亜種として認識されていました。
その後、2011年に固有種として名付けられ、発表されています。
名前の由来
Robert Cantleyという、
BE(Borneo Exotics)のマーケティングディレクターの名前から
名付けられました。
捕虫袋の大きさ
サイズは最大で40cmほどで
ハイランドの中では最大サイズ、
ローランド種含めてもかなり大きな種です。
捕虫袋の特徴
大きな襟とトランカータのような細長いフォルムが特徴です。
色味は赤みが強いですが、
鮮やかな赤というよりは赤紫色っぽくなります。
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ネペンテス・ロブカントレイの生息域
参考程度ですが、ロブカントレイの生息域の環境です。
最低 | 最高 | |
標高 | 1750m | 1850m |
日中の気温 | 23℃ | 26℃ |
夜間の気温 | 13℃ | 16℃ |
生長に時間がかかりますが、
高山に生息している種の中では挑戦しやすい種です。
生息場所
ミンダナオ島の固有種で、
標高の高い所で発見されています。
ネペンテス・ロブカントレイの価格
ネペンテス(ウツボカズラ)の中では高価で、
なかなか入手は難しいです。
ネペンテス・ロブカントレイの相場
流通数は少ないですが、
子株であれば15000円くらいで購入できます。
ネペンテス・ロブカントレイが購入できるお店
国内でもネットで購入できることがあります。
流通数は少ないので、見つけたら即購入をオススメします。
ネペンテス・ロブカントレイの交配種
少ないですが交配種も作られていて、
ビローサなど牙系の交配を見つけたことがあります。
価格は子株で15000円から20000円くらいです。
ネペンテス・ロブカントレイを育ててみよう
高山系のネペンテス(ウツボカズラ)はどれも個性的な種ばかりですが、
大きな襟と細長いフォルムは鑑賞度がとても高いです。
ぜひ機会があれば育ててみてください。
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